fc2ブログ

11月24日:漆を塗る準備

糸を巻いた笛40本が漆を塗る段階に。去年製作した龍笛・神楽笛・龍笛風G管も漆塗り‼️
龍笛と神楽笛は大晦日に藤白神社で「越殿楽」「浦安の舞」を演奏するので待ち遠しい‼️

漆を塗る笛2022①
漆を塗る笛(サカサマの4本は吹口を再塗装した笛)


前回漆を塗ったのは2020年12月。ちょうど「2年ぶり」の作業(久しぶりなので大変だ)。
笛の内部に漆を塗るのだが①塗りひろげて②しっかり拭きとる「拭き漆」の技法で3回塗っていく。
売っていない「用具」も多く、手作りしないといけない。
「用具」を列挙すると…

 ・「漆」と「テレピン油」(材料だね)
 ・筆(細い面相筆) ←これは売ってる
 ・笛の内部に漆を塗り広げる「ブラシ」?
 ・内部をふき取る「用具①」
 ・指穴をふき取る「用具②」
 ・漆を乾燥させる「室(むろ)」

①漆を塗り広げる「ブラシ」。
最初、塗装に使っている「スポンジのブラシ」を使ったらスポンジが膨張してはがれてしまった
前回(毛羽立ちにくい)「布」を丸棒に巻いてみたが、けっこう漆を消費する
今回は「荷造り用ビニールひも」を巻いてみた(漆は吸い込まないはず)

②内部をふき取る「用具①」
丸棒にキッチンペーパーと(市販の)「漆ふき取り紙」を巻いてみた

漆の塗装用具②2022
漆を塗る「ブラシ」(下)とふき取る「用具①」(上)


③指穴をふき取る「用具②」
前回(丈夫な)「竹楊枝」に布を巻いたが、細い楊枝に布を巻いて糸で固定する作業が大変‼️
「1個」つくるのに5分ほどかかる⁉️ 1時間「悪戦苦闘」して10個しか完成しないのには涙した‼️
今回は(ちぎれにくくて吸収のいい)「キムワイプ」を半分に切ってクルクルと巻いた。楽だったゾ‼️

漆の塗装用具①2022
指穴をふき取る「用具②」


44本の笛。指穴の数も膨大だ‼️ 「用具②」を何百本も用意できないので「工業用綿棒」を買ってみた。200本入りで1000円ほどするが気楽に使い捨てできるので「期待」‼️
漆の塗装用具③2022
綿棒(工業用)


④室(むろ)
「漆の乾燥」は難しい。 「24〜28℃」「湿度80%前後」という「梅雨の夜」のような環境がベスト⁉️
(「乾燥」というより水分で「硬化」するのだ) また「ホコリ」は大敵(漆にくっついてしまう)‼️
そこで専用の箱(室)を用意しなければならない‼️
(ネットでは「段ボール箱も便利」らしいが「温度をキープする」のがネック?)

冬場の漆塗りで悩むのが「温度」。これまで「保温」する方向で大きなクーラーボックスや、レンジで何度も使用できる「大きな懐炉」を買っていた。

そこで今回は「逆転の発想」ではないが「保温」ではなくコタツの中で温度をキープすることに‼️
そのため温度を伝えやすい衣装ケースを用意した。このサイズなら長い笛でも余裕だ‼️

室①
平たい「衣装ケース」の室(むろ)


ここまで「準備」して、パソコンの横に置いてある「漆」を箱から出してみた…
ほとんど残ってないじゃないかっ‼️😱 俺って馬鹿かぁ〜っ‼️

「買い置きしてないのか?」と周囲を探しても出てこない⁉️
おおあわてでネットで注文。届くのは「週明け」か⁉️

「注文」をすませて…
前回、「領収書はPDF文書でダウンロードしてください」という「領収書」がデスクトップに残っていることに気がついた。「領収書」を見ると「テレピン油と漆」をセットで購入した(ような)金額だ。
「日付け」から注文略歴を調べたら一昨年、漆を塗った直後に「テレピン油と漆」を買っている‼️

あらためて「コタツまわり」を調べたら… 「大量の楽譜コピー」の下から「白い箱(漆)」が出てきた。
そだよね‼️そこまで馬鹿じゃなかったよね‼️😌

25日の「京都笛教室」がおわったら「漆塗り」だ!


テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 横笛製作平均律

11月18日:和歌山市内でメダケ切り

晴天が続いたので和歌山市でメダケを切ってきた。
10年ほど前、千葉の竹問屋さんが廃業。全国的にメダケの供給がストップ。大騒ぎになった‼️
守山も「ピンチ」‼️ そこで以前、試験的に竹を切ったことがある和歌山市の竹やぶで地主さんにお願いして竹を切るようになった。

その後、千葉まで行って「廃業された竹問屋さん」から職人さんを紹介していただいて(個人的に)竹を切ってもらえるようになった。
ただ和歌山市の竹は節間こそ最大49cmと短いが、細い竹なら「琉球民謡の伴奏笛」になるし、
肉厚で重い竹は龍笛や神楽笛にもなるので重宝してきたのだ。


ところが数年前から竹やぶにイノシシが「ヌタ場」を掘って汚水が池のように溜まってしまった。
すると周辺の竹が汚水を吸って「病変」。乾燥すると「ヒョウ柄」の斑(ふ)がはいり、干物のような臭いがするようになってしまった。さすがに笛にはできないので全部「廃棄」‼️ 😢

一昨年は竹を207本切って「40節」しか残らず、去年も76本切って「18節」しか残っていない。
「今月切った竹」を3月まで北風にさらす「寒ざらし」。皮と汚れをクリーニング。炭火で「油抜き」。
翌年まで自然乾燥させてから「笛材料」になる…
「費用対効果」を考えると効率の悪い竹を切るより笛をつくっていたほうがマシなのだが、今年は千葉の「職人さん」が笛にならない(割れやすい)「4年目の竹」を大量に送ってきたので「笛材料」がピンチ‼️
以前(ヌタ場のない)手前の竹やぶで竹を切ったことを思い出して出かけることにした。

和歌山市のメダケ2022②
メダケの竹やぶ(和歌山市)


この竹やぶは日当たりが良く節間が短い傾向がある。10年前に少し切ったが短い笛にしかならず
奥に節間が長い竹やぶを見つけ、以来ここでは切っていない。
笛にするなら「節間45cm」ほしいところ。「琉球民謡の伴奏笛」には太さ18〜19mmが理想的。
18mmなら節間が42cmでも大丈夫だが、17.8mmだと「廃棄処分」。20mmを超えてしまうと節間45cmでもキビシイ(売れ筋から外れてしまう)。 😢


(吹口側の節を残す)篠笛の場合、節間が42cmあれば余裕でA管になってくれる。
ところが「正確なドレミ音階の笛」は吹口位置が節から遠く、平均で7cmほど切り落としてしまう。
45cmの節間があってもB管〜C管が限界なので太いと売れ残ってしまうのだ(悲)。

1本ずつ節間を測りながら竹を選んでいるが頭上の節は「長いように」錯覚するのか、喜んで切っても45cmなかったり「反り」がひどかったり… たまに節間が49cmあっても「ケーナ」になるような太さだったり… 慎重に選んでいるつもりでも「これだっ!」という竹は数えるほど?
朝10時前から午後3時まで頑張って66本(252節)の竹を切ったが「使える竹」は2割?
「毎月15本」製作予定なので、30節あれば「2ヶ月分」にはなるのだが…

和歌山市のメダケ2022④
収穫したメダケ(傷や虫食いのない「2年目」の竹ばかり)


竹やぶの背後はみかん山‼️ ちょうど収穫期なのでおいしそうなミカンが鈴なりだ‼️🍊🍊🍊
和歌山市のメダケ2022③
ミカンが鈴なり


「写真」を取っているとミカン山から声がする。毎年おいしいミカンを買っている農家の奥さんだ‼️
竹を切りに来て「コンドルが飛んでいく」を吹いたら大感激‼️ その時ミカンをいただいたのが縁。
「有田のミカンに負けないおいしいミカン」を安く買って親戚に贈って喜ばれている‼️
ミカン山に登って挨拶。今年のミカンは出来が良く熟すのが早いので「年末までもたない」という。

両手でかかえられないほどのミカンをいただいた‼️
 🍊🍊🤣🍊🍊🍊🤣
いただいたミカン
いただいたミカン


今年のミカンはビックリするほど「甘い」‼️ マジ「ミカン飴」かと思った‼️
(後日買ったら「Lサイズ10㎏」で2000円だったゾ)

今日切った竹で「ヒョウ柄」になる竹はないと思うが、笛になるのは再来年(2024年)‼️
元気に長生きしよ‼️




テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 横笛製作平均律

11月17日:細い笛を樹脂浸透

細い「琉球民謡の伴奏笛」が20本たまったのでポリマー樹脂を浸透させた。
これで(今年製作した笛は)細い笛が40本。太い笛も40本。トータル80本だ‼️

ただ「売れる笛」は細い「琉球民謡の伴奏笛」の方なので、できる限り在庫を増やしておきたい。
ポリマー樹脂浸透202211
細い笛を樹脂浸透


「ポリマー樹脂は水分に結合する」らしいので、前の晩に10分だけ水に浸して自然乾燥。
 ①1本につき「5分間」樹脂に「どぶ漬け」する
 ②余分な樹脂をふきとり
 ③「専用シンナー」を染み込ませた布で内部と外部をふきとって乾燥させる
「樹脂浸透」後は重量が3%ほど増加。「ヨーロッパでも割れない笛」が目標だ‼️
ポリマー樹脂浸透202211②
樹脂をふきとって乾燥(フックに笛番号のシール)


「アルミ線」を曲げたフックに下げるのだが、ときどき揺れて落下する。割れないようにクッションを。
ポリマー樹脂浸透202211③
車のサンシェードを広げて笛を保護(写真はサンシェードたたんだ後)


2日ほど乾燥させ、笛の「番号」を記入。
吹口側に1本1本サイズの違う栓(反射板)をはめるし、誤差データも記録する。番号がないと仕事にならないのだ‼️
(ちなみに番号は「製作本数」。B-267なら267本目のB管だ‼️)
ポリマー樹脂浸透202211④
笛の番号を書き写して塗装作業へ


このあと吹口・指穴、両端に瞬間接着剤を浸透。「栓」を詰めて塗装作業に進む。
まだまだ先は長い長い…
 😢



テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 横笛製作平均律

11月16日:笛材料の竹をあぶる

今年も残りわずか…
一昨年和歌山市で切ってきたメダケ(2年乾燥)をガスコンロで「加熱殺菌」。笛の材料にした。
和歌山市の竹やぶは(地主さんにことわって)もう10年ほどメダケを切らせてもらっている。
節間は短いが、それでも49cmの竹もあり琉球民謡の笛に重宝してきた。肉厚で重いので守山の龍笛や神楽笛も和歌山の竹だ。


ところが数年前から竹やぶにイノシシが「ヌタ場」を掘って水が溜まりはじめた。匂いもヒドイが、
竹が「ヌタ場」の水を吸って「ヒョウ柄」みたいな斑(ふ)が出て、乾燥すると「煮干し」のように匂うようになってしまった。さすがに「笛」にはしたくない… 😢

一昨年のメダケも「斑」の出るものが多く、最終的に40節ほど残っただけだ。
それでも(今年は千葉の竹問屋が笛にならない竹を切ってきたので)貴重な材料には変わらない。

竹あぶり20221116
今年最後の竹あぶり


来年も「年間100本」ほど笛を製作するつもり…
(材料はピンチだが)まぁボチボチやるしかないデス… 
😢



テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 横笛製作平均律

11月13日:「後の祭」だが「手遅れ」じゃない?

糸を巻いて外側をカシュー塗装した笛。あとは漆を塗るだけなのだが…
漆を塗ると音色に「透明感」と「粘り(細く吹いても音を維持できる)」が出るが「音色のバラツキ」が消えるワケではない。
漆を塗ってしまうと「音色のバラツキ」をなおせないので1本1本確かめながら微調整していく。

気になるのは…

 ・2オクターブ目の「ミ」や「ファ」「ソ」の音色が尖る → 「チ〜ッ」という倍音が混入している
 ・3オクターブ目の「ド」も尖る → どうやら「ファ#」の音が混入しているらしい
3オクターブ目のドが尖ると(2オクターブ目から)「春の小川」を吹くと… 「♪ミソラソミソドド♪」で
最後の「ド」が「チィチィ」と気持ち悪いノダ‼️
  (こういうトラブルを「よそ行きの音になってる」…と呼んで嫌っている)
こうなると吹いていても気持ちが悪い(もちろん演奏家にはオススメできない)。


「原因」は塗装したエッジの一部分が尖っていて「余計な倍音」が出やすくなっているからで…
わずかにペーパーで削ったり磨いたりして「尖った部分」を丸めてやればいいのだ‼️
何度も吹き比べてはエッジを磨き、まだ気になればペーパーで(少しだけ)削る。
繊細な作業で、10秒ほど磨いて音色がなおれば「オレは天才ちゃうかっ⁉️」と思うゾ‼️


ところが何度削ってもなおらない時がある(「ミ」がなおれば「ファ」が尖ることも…)。
削って吹いては「おかしいなぁ…」。削る角度を微妙に調整するのだが「よそ行き」がなおらない…
(意外と?短気な?守山)だんだんイライラ… ついつい「竹が見えるまで」塗装を削ることも… 😢


写真の笛は「3オクターブ目のドの尖り」をなおそうとして削りすぎてしまった‼️
悔やんでも「後の祭り」‼️

吹口削りすぎ2022
吹口(左側)を削りすぎた笛


泣く泣く吹口を「再塗装」。塗装が完全硬化するまで1週間は削れなくなってしまう(写真下)。
吹口再塗装2022
吹口の再塗装


糸を巻いたG管・G#管は京都教室の生徒が購入を希望。「早く吹きた〜い」と言ってくれている。
年末の教室までに完成させたくて「休みなし?」で頑張っているけど… ギリギリ間に合うか?

まぁ…あせっても「いい笛」にはならないので、もうちょっと頑張ります‼️




テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 横笛製作平均律

11月12日:石笛のクリーニング

10日は石笛仲間と串本往復。11日は沖縄から「来客」。2日続けてハードスケジュール?
朝起きても何もする元気が出てこない… 😢

ノロノロと10日に持ち帰った石笛をクリーニングすることに…
海岸で拾う石笛にはサンゴや「石灰質」の付着物が付いていることが多い。海岸でもクリーニングするのだが、そのままでは低音域がかすれたり音色の「ツヤ」をそこねたりする。

石笛を楽しむのに大切なのが「操作性」‼️ 「音が出たり出なかったり」じゃ安心して遊べないし、
「低音域がかすれやすい」とガッカリする。
「操作性のいい石笛」は息の強弱や音高の変化が自由自在。さまざまな表現が可能になる‼️
「遊べる石笛」にするには丁寧なクリーニングが不可欠なのだ‼️

2022「石笛探し旅」②
海岸の石笛(上の石笛の穴には石灰質の付着物がこびりついている)


石笛のクリーニング2022
石笛のクリーニング


写真のようにタワシで洗っただけで水が濁るほど汚れている。「付着物」は棒ヤスリやアートナイフで(傷をつけないように)削り落とす。穴を「綿棒」でこすると色がつくので汚れているのがわかる。

守山の持ち帰り石笛2022
クリーニングがおわった4個の石笛



●石笛レビュー
毎回おなじみの「石笛レビュー」

石笛2022①
吹口径:8.4ミリ 深さ:14.6ミリ (カモメガイ)
吹きやすさ★★★★
操作性  :★★★★★
音色   
★★★★
見た目  :★★★★★
基準音程 :E7〜F7(マンションで吹けない)

総合評価 :★★★★★
東雨海岸産。「穴1つ」の「普通の石笛」。最大長83mm、重さ239gと「やや大きめ」。
音は出やすいのだが思ったほど「遊べない」。「石笛らしい?」高音には倍音が豊富で耳がビリビリする。音域は狭く「C7〜A7」。低音域が少しかすれやすいので自由自在に「遊べる」石笛ではなく美しい音色を楽しむ「神事向き」石笛。「清めの音色」か。
吹口右下にがっつりヒビがあって黒光りする「植物化石?」が混入。
「音のいい普通の石笛」がほしい人に。



「貫通孔の石笛」はつづきを!


続きを読む

テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 石笛

11月11日:我那覇 常允先生来店

11月4日のこと…「我那覇 常允」という人から「11日に来店予約したいです」と突然のメール。
「我那覇(がなは)常允(じょういん)」というのは沖縄の方だと思って「検索」してみた。
写真がたくさん出ていて、どうやら「八重山民謡 古謡横笛会 会長さん」らしい…


ど〜しよう⁉️ なんか「偉い人」がやってくるみたいだ‼️

守山は「琉球民謡の伴奏笛」を製作・販売しているが「琉球民謡」をまったく知らない…
販売先も関西中心で沖縄在住の人は「ただ一人」。沖縄の演奏家と関西の演奏家では「構え方」が違うみたいで、沖縄では「関西より音の高い笛」が使われることがわかっている。
そこで沖縄在住の人用に「特別に音の高い笛」を「島んちゅ笛」として(少しだけ)製作してはいる。

沖縄の「笛屋さん」の邪魔にならない程度に「問い合わせがあった時の見本」に在庫を確保しているのだ。

沖縄在住の「お客さん」の縁故か、どこかで守山の笛を見て?吹いて気に入ったら「関西みやげ」で買ってもらえるのかな?(ドキドキ)

11日は「石笛探し旅」の「予備日」。「10日雨なら…」と考えていたが(関空から直接来られるので)10日に串本へ行くことにし、バタバタと「来店対応」することになった。
朝から洗面所とトイレを洗い?散らかった居間を片付けて、ありったけの「島んちゅ笛」を並べた。

「島んちゅ笛」を並べる
在庫の「島んちゅ笛」を並べて(布は沖縄のミンサー)


「駅に着いた」と電話をいただいて迎えにいったら「3人」おられる(奥様と笛好きの知人?)⁉️
助手席の「荷物(ゴミ)」を片付けて愛車に乗っていただいた。

我那覇 常允さん来店
我那覇 常允先生御一行


我那覇先生「もうあまりステージには上がらなくなった」らしく、長年三線を合わせてくれた友人が
「年とったら笛がやりたい」と言うので「練習用の笛を50本買ったけどいい笛がなかった」
「篠笛の大手メーカー(名前はヒミツ)にも笛を製作してもらったけど満足できなかった」
「そこでネットで調べていたら「谺堂さん」を見つけた」とか…


なんと守山の「ホームページやブログ記事」を大量にプリント・製本!して「研究」されていたノダ‼️

(まさかの展開にビックリ!)

しかも‼️
「八重山民謡の笛」は沖縄本島の笛と違って「太い」⁉️ C#管で21㎜なんて「ありえない太さ」‼️
これまで「琉球民謡の伴奏笛」では20㎜を超えると「まったく買ってもらえない」⁉️ 😢
しかも(最近)細い笛でも「鳴り」がよくなったのでC#管を製作する場合18.5㎜以下にしている。

(これまで「20㎜を超えるC管やC#管の材料は笛にならない」と捨てることも多かった…)
しかも「笛が短くならないように」管尻を長く残して表と裏に「調整穴」をあけている⁉️
(守山もこんな笛ははじめて見た!)

写真の笛は「30年前に作ってもらった」けど「音が合わなくて指穴を削ったけどダメだった」とか。
(たしかに「ミ」の指穴を拡げている)
我那覇 常允さんの笛
八重山民謡の笛


もともと「八重山民謡古謡」の歴史は深く「ドレミ音階(西洋文明)」が伝わる前から唄われてきた。
昔は大陸由来の「明笛(みんてき)」で伴奏していたものが「篠笛」に代わり、今では「ドレミ調寄り」のチューニングが求められるようだ(知らんけど)。
我那覇先生の笛は管尻に2孔、裏にも2孔あって「明笛」ソックリ。指穴は篠笛の影響で「ミ」が低く「ファ」が高いはず(コロナがなければ吹いたのに…)。

調律も本来は「唄に音を合わせる」のが原則‼️ 「古謡」には440Hzからはずれる音高もあるので「440Hzバッチリ」の演奏が喜ばれるわけではない。

我:「それが若い子はみんなチューナー!」「目で合わす音じゃダメよ!」「歌に合わせなさい!」
「だんだん民謡も440Hzばかりになってきた…」らしいです。


そんなワケで?
我那覇先生が突然「谺堂」に来られたのも… 「ぜんぶのキーの笛を製作してほしい」とのこと⁉️
急ぐのは「練習用の笛」。C#管(五番)とBb管(二番)‼️

時間は(あっというまに)日暮れどき…
「製作できたら送ります」ということになった(嬉)‼️


我那覇先生「飛行機で降りる時に耳がおかしくなった」と愛用の笛も吹きにくそう…
守山の細い「島んちゅ笛」もあまり吹いてもらえなかった(残念)。
「笛話」は盛り上がったし、守山も「企業秘密」をつぎつぎと「公開」。イノシシの「ヌタ場」でダメになった和歌山の竹の話をして「ヌタ場の影響で変な斑(ふ)がはいった笛」が「島んちゅ笛」だったことを思い出して「廃棄処分にするなら…」とプレゼント‼️
(イノシシは沖縄本島でヤマシシ、石垣島でウムザ、西表島でカマイと呼ぶので)
「ウム(ザ)さん笛」だと大笑い‼️
 🤣🤣🤣

守山(琉球民謡が吹けないので)少し「萎縮」していたこともあって?あまり笛を吹かなかったケド、
チューナー持ってきて「笛の正確さ」をごりごりアピールすればよかった… と思っても「後の祭り」。
これから製作する笛で「正確さをアピール」したいです。

それにしても「50本買っていい笛なかった」とか…
先日笛を買っていただいた神戸の方も「20本買ってダメ」で「笛難民」と言ってたし…
「本場」で買って「ダメ」というのも不思議。「明笛」っぽかったり「篠笛」っぽかったりしているようだ。
(守山も我那覇先生の「明笛風」の笛は「未知の領域」。材料はあるけど苦労しそう…)


「先生御一行」を駅まで送って「片付いた部屋」に嫁さんの本や新聞・雑誌を運びいれ、こたつ布団をかければ「元どおりの歩くのも難しい狭い部屋」‼️ なんで苦労して元にもどすんや… 😢
「お客様」の準備完了
半日がかりで来店準備(あっという間に元どおり)


「笛の店」っていうとガラス戸をあけたら笛が並んで椅子とテーブルがある「店」を想像するかも…
デモ実際は竹(材料)と工具でいっぱいの八畳間の「工房」と狭い六畳間の「居間」だけなんす…
まぁ洗面所とトイレ掃除したからイイか…


テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 横笛八重山民謡

11月10日:「石笛探し旅」2022

毎年、守山が主催する石笛愛好者「石笛倶楽部」で企画している一泊二日の「石笛探し旅」。
「コロナ禍」で「公募」できないので「常連」で神戸市在住の永井さんと「日帰り旅」を楽しんでいる。

 。。。。。。。。。。。去年の旅の様子。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。リンク

今年は「笛教室(守口)」に来ていた山本さんと直前にメールのやりとり。山本さんはもともと石笛に興味があって笛教室に来られた方なので(兵庫県加東市から)はるばる参加していただきました。
山本さんは「石笛未経験」。集合場所のコンビニ前で「Ora-2のキャップ」で石笛のレクチャー。


天気は「一日晴れ(南部では雲の出る時間も)」という話だったが有田あたりで霧雨が降ってきた。
高速道路が「2車線」になってスイスイ‼️ 2時間ちょっとで串本の「双島」前の海岸に到着。
この場所は以前ドライブインがあってダイビングの練習にも使われているらしい。15年ほど前にドライブインが閉鎖。駐車場に車を止めると「地主さん?」が飛び出してきて怒られることがあるので離れた国道沿いに駐車(駐車場はロープをはって侵入できなくなってました)。
20分ほど探したけど(もともと石笛の少ない海岸なので)収穫はなし。

(山本さんに「石笛は簡単に見つからないヨ」ということを体験してもらったのデス)

続いて串本海中公園の先の「東雨(あずまめ)」海岸に到着。海中公園の「奥」の海岸にも石笛はあるが、岩が「薄い板状」に割れやすく「いい石笛」は少ないノダ。
東雨海岸は「東雨バス停」前。国道から降りれるので以前に比べて石笛が少なくなった。
それでも(干潮時間を計算しているので)海岸が広く、守山で15個くらい「石笛」を見つけたかな?

「石笛未経験」の山本さんも、いくつか石笛を見つけて吹いている(さすが笛教室の元生徒)‼️

2022「石笛探し旅」①
東雨海岸で石笛を探す山本さん


永井さんも「落ち着いた音色で操作性のいい遊べる石笛」を発見‼️
守山と山本さんは「持ち帰り候補」をいくつもバケツに入れて最終的に選別するのだが、永井さんは「手ぶら」‼️ 「1箇所の海岸で持ち帰るのは1個か2個まで」という「旅のルール」を守って「両手で持てるだけ」しか拾わない。
「持ち帰り候補」の石笛があっても「それよりいい石笛」があったら最初の石笛は置いていくのだ。

(バケツに何個も石笛をいれて足元の悪い海岸をヨロヨロあるく守山にはチョットうらやましい)
2022「石笛探し旅」②
東雨海岸での守山の「持ち帰り候補」(上の石笛は内部に石灰質が付着)


東雨海岸での守山の「持ち帰り候補」は4つ。「上」と下段の「中央」の石笛を持ち帰ることに‼️
「上」は貫通孔で(雄鹿の鳴き声)「ラッティングコール」ができる貴重な石笛。縄文遺跡から出土する石笛は「貫通孔」のものが多く「ラッティングコール」できるものが多い。縄文シャーマンが「鹿」を模倣するのは自然なことだし、実際に山で吹くと「雄鹿」も応えてくれるノダ‼️
ただ写真の石笛は内部に「石灰質」が付着‼️ 石灰質を削り落として「音」が出るかは賭けだ‼️
「下段中央」の石笛は吹きやすい「普通の石笛」。両隣は吹口が欠け、石灰質の付着物でアウト。

(表面の付着物は完全に削り落すのが難しく「見た目」が悪い上に時間もかかるノダ)

「1箇所の海岸で持ち帰るのは1個か2個まで」という「旅のルール」。初参加の山本さんのために2箇所探したが「3箇所目」がお目当の海岸だ。国道から遠くて「道を知らないとたどり着けない」。
2キロほどの広大な海岸に100個を超える?石笛が落ちている。
いきなり「初心者」をこの場所へ連れてくると「石笛ってゴロゴロしてるじゃん」と思うカモ。

(ホントに誰も来ないので)去年「置いて帰った石笛」がソノママ落ちている。 🤣
守山の「持ち帰り候補」なので「吹きやすい石笛」ばかり…
 (欲しい人はド〜ゾ)

今年は九州に「伊勢湾台風並みの危険な台風」が近づいたので海岸が大きくエグレテいる‼️
ちょうど正午。昼飯を食べて「石笛探し」スタートだ‼️

2022「石笛探し旅」③
石笛を探す永井さん(この「手ぶらでのんびり」がいいノダ)


海岸には「おびただしい数のサンゴ」が打ち上げられている。この下にも石笛があるのでチェック。
波でエグラレた急斜面と波打ち際には「去年なかった石笛」がゴロゴロ。多い場所では「2m四方」に数個あることも‼️ ほとんどが音の出ない「穴あき石」だが石笛もある。穴の内部に「付着物」がある場合は丁寧に取り除いて吹いてみないと判断できない。

2022「石笛探し旅」④
海岸で石笛を吹く山本さん(仙人みたい)遠くに見えるのが潮岬


この海岸では元の場所に戻って「持ち帰り候補」を選別して15時。3時間探したことになる。
守山の「持ち帰り候補」は6個。5個が貫通孔。1個が「浅い穴」で音色のいい石笛だ。この石笛は小さくてカワイイ(もののけ姫のこだまみたい)。でも「浅い穴」を吹けるのは「相当な上級者」だけ。何個も持っているし「初心者」には吹けないので(残念だけど)守山が音色を楽しんだので「十分」。

「かろうじてラッティングコールできる?」のが左端(上)と下の2個。右下の黒い石笛は吹口が鋭く音域も高い。「子鹿のヒステリー」みたいな音色だったので(悩んで悩んで)置いていくことに。

2022「石笛探し旅」⑤
守山の「持ち帰り候補」(右上の白い玉石が薬師如来の願掛け石)


永井さんと「初参加」の山本さんも「選別」を楽しんでいる(これが「いい勉強」になるんです)。
山本さんは最後に「大きな石笛」をゲット‼️ 深い穴で吹きやすく「遊べる」石笛だ(写真↓)‼️ 
「初参加」で石笛を吹いて「遊べる」のはお見事‼️
見せてもらったら… がっつり「ヒビ」がはいってる‼️ 残念だけどこういうのも「経験」だね… 😢

2022「石笛探し旅」⑥
海岸入り口に戻って石笛を吹き比べる2人(山本さんも一人前の「石笛吹き」に)


今回の「旅」で…
山本さんも吹きやすい石笛を確保‼️ 東雨海岸では「ソフトボール大」の神事に使うような石笛を。
最後の海岸でも石笛を2つ。石笛にならず「耳や鼻の病気の平癒祈願」のため薬師如来に供える「穴あき石」や、美しい層状の「ミルフィーユ石」、「鹿の角」まで拾ってました‼️ 🤣🤣🤣

永井さんは「東雨海岸でいいのがあったからいいです」…と最後の海岸では「パス」⁉️
今回、永井さんが「持ち帰る」のは横長で深い穴があいた石笛です。石笛というと「甲高い鋭い音」をイメージする人が大多数? でも永井さんが選ぶのは「落ち着いた低音で操作性のいい遊べる石笛」ばかり…
守山が「ラッティングコールできる?貫通孔の石笛」ばかり見つけて首をかしげているのと好対照。

(「ラッティングコールできそうな石笛」なんて上級者向きで「使える人」を探すのが至難なのだ)
永井さんの石笛2022
永井さんの石笛(左)、右は去年の…


歩きはじめたときは暗い雲があったけど、青空がひろがってポカポカ陽気‼️ 「風」が気持ちいい最高の天気になりました。
あらかじめ「何通りかの日程」を用意。週間天気予報を確認しながら直前に日程を決めるという
(まぁ少人数ならではの)気楽な「旅」。
「休みなし?」で笛の塗装に追われていた守山も、気持ちのいい「命の洗濯」ができました。



毎回参加の永井さん。遠方から(軽トラで)和歌山まで来てくれた山本さん。
ありがとうございました‼️




テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 石笛

11月6日:カシュー塗装完了

40本の笛のカシュー塗装が終わった‼️ 最後は1日に22本塗装したぜ‼️

今回「接着剤の白斑」が目立たない短い笛は「カシュー ネオクリア」で3回塗装。長い笛や「白斑」の目立つ笛は(従来通り)「カシュー こげ茶」で塗装した(写真)。
「ネオクリア」は竹や糸の色が鮮やか。「こげ茶」は「煤竹」を使った笛みたいで「風格」がある‼️

(守山は「こげ茶」の方が好きだなぁ…)
カシュー塗装2022③終了
左が「カシューネオクリア」、右が「カシューこげ茶」


これから「漆」を塗るまで細かい調整が(延々と)つづくが、ひとまずは「塗装完了」を祝いたい⁉️
こんばんは「焼肉」と「本物のビール」で乾杯だっ‼️ 🍺🍺🍺

高級なビール
今日は焼肉+高級ビールだ!




テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 横笛製作平均律

11月2日:3回目のカシュー塗装

40本の糸を巻いた笛。カシュー塗装、最初は6本(おためし)。2回目は12本。残り22本を午前・午後にわけて1日で塗ることにした‼️
まず「塗装の準備」。22本の笛を「棒」に固定する(けっこう楽しい)。

接着剤の「白斑」のない笛は糸の色があざやかな「ネオクリアー」(右)。残りは「こげ茶」(左)。
今回、笛を立てる「台」も製作。

カシュー塗装2022③塗装の準備
カシュー塗装の準備(下は用意した「台」)


今日も「いい天気」。週間天気予報も「ずっと晴れ」‼️(ホンマかいな?)
午前中に「ネオクリア」の10本を塗装。所要時間は1時間⁉️ 手慣れてきたのか早くなった‼️
午後「こげ茶」の12本。所要時間は1時間40分‼️ これだけ早いと「買い物」も余裕だ‼️

カシュー塗装2022③ー1
糸を巻いた笛にカシュー塗装(第三弾)


これまで「もたついていた」のが缶から塗料を出す作業。スプーンですくい取るのだが、缶を汚すのが嫌で「しずく」がとぎれるまで待っていた。
今回、缶の上に「筆」を置いて「しずく」を受けてみた。缶も汚れないし時間もかからなかったゾ‼️

カシュー塗料の取り方
缶から塗料を取るのに「一工夫」


この調子だと6日には塗装が終わる。そこから「漆塗り」の準備。
その前に40本の笛をチェック。「音色の乱れ」や「かすかなノイズ」も調整していく(これが大変)。
こういうトラブルは吹口の塗料の(目に見えない)「もりあがり」が原因。漆を塗っても直らない。
「漆を塗ればトラブルが消える」のではなく「最高の音色に伸びやツヤが出る」のが漆‼️


まだまだ「作業」は終わらない…


テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 横笛製作平均律

プロフィール

守山 鷲声

Author:守山 鷲声
1958年秋田市生まれ
和歌山市在住
「石笛仙人」で動画配信中

笛馬鹿歴27年!!の
「ドレミ音階」の横笛作家
製作した横笛1650本達成!!
(6月3日に達成してた)

いい笛をたくさん作って
悲しみ多きこの世界に
美しい音色を広げたいです
今年製作した笛81本!

11月はイロイロありすぎて
ブログの更新が遅れてます…
笛もあと6本つくったら
トータル1700本なんだけど
う〜〜ん、無理っぽい(涙)

コロナで来店対応できません
代わりに「試し吹き」をぜひ
(ただいま送料無料です)

愛読書「口語訳古事記」
浮世絵(復刻)収集が楽しみ

笛の起源・クマバチ飼育・
縄文遺跡・山彦など研究

苦手なもの
電話・目薬・ラベンダー
あ、ほどほど飲みも苦手だ

還暦すぎて体はガタガタ
毎月の薬代>酒代なのが涙

朝〜22時は電話応対無理です
お問い合わせは下のリンク
「笛の店 谺堂」から
メールでお願いいたします

最新記事
カテゴリ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR