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12月4日:嬉しい悲鳴!!

昨夜22時前。神戸の琉球民謡の演奏家さんから「試し吹き」の依頼が。
その数60本!!!
きゃ〜〜〜〜〜〜っ 嬉しい…
 悲鳴っ!!!

神戸の演奏家さんには本当にお世話になっています。
琉球民謡の教室もされていて守山の笛と「まんがでわかる横笛入門(テキスト)」を使ってくれています。琉球民謡の伴奏笛「」も彼女のアドバイスで完成させました。
今年7月にあった発表会(写真)では守山の笛が山ほど!!


たきのちゃや笛倶楽部発表会 
7月に行われた発表会の様子(ぜんぶ守山の笛)



試し吹き」は「6本までが目安」だけど、10人が希望されれば「60本」もOK。
でもメールを見たのが23時すぎ。


嫁さんが寝る前に寝室の布団の上で在庫のケースを並べて60本の笛を探し出す。
3本足りない!?」で血が凍る

笛リスト」で「調整中」となっている「販売できない笛」が2本。
最後のBb−257はケースをひっくり返して探したけど、最終的に守山の演奏用笛ケースで発見。いい笛だったので「笛リスト」にUPしてから演奏用に抜いていたのだ。

笛に添付している「鑑定書」も60枚!!
(正確には58枚にオススメの笛G#−34を1本追加して59枚)
何度も笛の番号と照合。G#−34のデータを入力して「鑑定書」をプリントアウト。

笛を1本1本包装紙で巻いて発送用の箱に詰め込んで布団にはいったのが3時!!
(何本か箱より長い笛があって気になって眠れない…)
結局明け方すこしウトウトしただけ。


朝になって大きな段ボール箱に詰め替えてなんとか梱包。
車で持って行こうか…」とも考えたけど、寝てねぇからなぁ…

朝イチで発送(当日配達)。
帰って最初に笛を詰めていた箱を片付けていたら…
1本出し忘れて残ってやがる)。
(結局夕方その1本だけ追加で送った)


こんな感じで新しい笛をたくさんチェックしてくれてたくさん買っていただいています。
笛の感想もいただけるので本当に嬉しい!!

ありがたやありがたや…


昼食(冷凍カレーピラフたっぷりキャベツ)のあと少し仮眠して笛の検品
今年はみなさんが待っている琉球民謡の笛を優先的に検品(おかげで60本あった)。
11月後半から守山好みの太いG管G#管A管を在庫にUP。
残っているのは6月〜8月につくったBb管が15本。守山の笛教室で使っている笛だ。






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12月2日:紀ノ川市でメダケ切り

和歌山市につづいて紀ノ川市でも笛になるメダケを切った(2年ぶり)。
放置された柿畑?にメダケが侵入しているのだが、密生した上に風通しが悪くアカゴロモ病という竹を枯らす土壌細菌が猛威をふるっている。
アカゴロモ病になった竹は若い竹はきれいだが2年目3年目と病変が進み表面に「ミソ」を塗ったようにの塊が現れる。

表面にが現れた竹は笛にできない。
表面がきれいな竹にもがはいっているので繊維はスカスカ。段ボールのように柔らかくなってしまう。
千葉県の竹問屋さんが廃業してメダケが入手できなくなった2012年?にあちこち訪ね回って紹介してもらった場所だ。けれどもアカゴロモ病がひどいので去年はメダケを切らなかった。


それが、どうして今年は切ったのか?というと…
スカスカで軽い竹が独特の「柔らかい音色」になって琉球民謡の伴奏笛最高なのだ。
加熱処理すればは死滅するし、竹の形がよく柔らかいので笛も作りやすい。
今年何本もつくって晴らしい笛になった。


昨日夕方まで和歌山市でメダケを切って疲労はピーク。
のろのろと朝食・洗いもの・洗濯をすませて家を出たのが10時すぎ。
紀ノ川市の林道に車を停めたのが11時すぎ。
そんなにたくさん切らないし…」と竹やぶへ。

竹やぶでは枯れたメダケが折り重なって倒れている。七割ほど枯れているだろうか。
台風21号の影響ではなくてアカゴロモ病の被害。
枯死したメダケの周辺に新しい竹が生えてきている。その竹もに汚染されている。
まるで「腐海に沈む村(風の谷のナウシカ)」のよう。

生きるために涙ぐましく生えている若い竹から笛にする竹を切るのだから心が痛む。
3年目の竹はほとんどが枯死寸前。
2年目の竹もアカゴロモ病の菌塊がついているけど、きれいな節もある。
その節を選んでの竹切り。
1本の竹を切って使えるのは1節か2節。

琉球民謡のお得意様には「幻の竹」と言ったけど本当に貴重な素材です。
枯れてしまう代わりに笛になって喜んでもらって…」……です()。

アカゴロモ病菌土壌細菌なので履いていった靴は廃棄処分。
40節ほどの材料を確保しました。


切ったメダケは屋根のある北向きの屋外に放置。3月まで北風に晒します。
春に炭火で「油抜き」。1年間乾燥させて笛になるのは2020年

守山の腕にかけて最高の笛にします。



メダケの寒晒し 
今年守山が収穫したメダケ(127本+40節)







12月1日:メダケ追加収穫

11月25日に和歌山市内のメダケを切りに行った。朝用事があったので出遅れて56本
節間は長くないが反りもない貴重な竹。残った竹を切りに行った。

今日は朝9時に家を出て夕陽が山に隠れるまでがんばって切ったメダケが71本!!
トータル127本過去最高満足)。
これで再来年の笛つくりは安泰

追加収穫したメダケ 
笛になるメダケ71本を収穫



愛車スズキスペーシア!!
ちゃんと竹が積めるノダ!!(そのために車種を選んだ)

スペーシアには積めるのだ 
愛車に詰め込んだ竹・竹・竹…



ふりかえるとミカン山が夕陽に映えるゼ!!
今日も1日いい汗をかいた。

夕陽に映えるミカン山 
ミカンが鈴なり





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11月25日:和歌山市でメダケ切り

笛材料のメダケを和歌山市内で切ってきた。
笛になる節間の長いメダケは和歌山市内では1カ所だけ。貴重な竹やぶです。
(地主さんに許可をもらって切っています)

雨の直後は竹の水分が多いので、何日か晴れた後「しい竹切り」。


和歌山市のメダケ林 
和歌山市内のメダケ林(ここに見えているのは1年目の竹ばかり)



笛になるのは2年目の竹。
2年目の竹は乾燥途中に変形することがあるので加工に不向きとされる。
でも和歌山のメダケは肉厚なので2年目でも変形する竹は少ない。3年目の竹になると肉厚で硬くアートナイフの刃先が折れるほど。笛をつくるのが大変!!

どこで見分けるかというと竹のの「くたびれ具合」と竹表面の「汚れ」。
1年目の竹に汚れがなくて先端まで欠けていない(写真)
2年目の竹:竹は黒ずみ、節には白いワックスが付着 は汚れて一部がちぎれている
3年目の竹:竹は真っ黒。も大部分はがれ落ちている


節間が短いと笛にならないので「必須アイテム」を使って、いい竹だけを切っている。

竹切りの必須アイテム 
竹を切るときの必須アイテム



①ノコギリ
はもちろん竹を切るため
剪定ばさみは野バラのツルを切るもの
19ミリ21ミリダブルレンチは竹の太さを測るもの
(竹に接する内側は傷つけないように磨いている)
黄色い棒は100均のハタキ。柄の長さが奇跡的に45センチ。45センチ以上なら笛になる
(ずっとダブルレンチに巻いたヒモで測っていたけど、高い竹は計測できなかった)


和歌山で切っている
メダケはおもに琉球民謡の伴奏笛になる竹。
吹口部分の太さが20ミリを越えると売れないノダ。
(ダブルレンチが大活躍する)

20ミリを越えても節間が45センチあればギリギリBb管になる。
(20ミリ以下だと40センチくらいでもなんとか…)



とにかく2年目の竹を探して長さを測って切っていった。





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11月17日:フルート調律の笛「奏」完成

この2年ほど試作を重ねてきたフルート調律の笛「」。
手元にある18本を厳密に検証。
G管A管Bb管それぞれ1本が「合格」。
あとはフルート奏者に吹いてもらって評価をうかがう段階に。


完成した「奏」 
完成した「フルート調律」の笛「奏」



細くて短い竹の横笛はブレスの影響で高音域が高く持ち上がる傾向があります。
そのため1オクターブ目後半が高くはずれないように、あらかじめ低く調律しています。
ところが吹奏楽部でフルートを演奏した人は「全音域を一定のブレスで吹く」訓練をしているので一般的な竹笛の調律では1オクターブ目後半が「そのまま低く」はずれてしまいます。2オクターブ目も低くなるようです。

あるとき中学高校と吹奏楽部でフルートを吹いていた女性が笛を買いに来られました。 ところが守山が「誤差がないですよ」とオススメした自慢の笛を吹いてもらったところ、音程が大きくはずれていることがわかって衝撃をうけました。

一般的な竹笛フルートのブレスの違いが想像以上に大きかったのです。


それから試作をくり返して「ロングトーン」で調律する方法を確立したのですが、「こんなに静かに吹くわけないヤロ」と今年の9月に「タンギング」で調律する方法を思いついて何本も試作をくり返しました。

検証のため急いで塗装したところ大波乱!!
タンギング」で調律した笛は、塗装することで調律の「ビミョーなさじ加減」が計測できるようになって「フルート調律」になっていないことが判明。

ロングトーン」調律の笛も、塗装前にわずかに強く吹いていたらしく2オクターブ目が少し低くはずれていることがわかりました(演奏に影響のないレベルです)。

調律が違っていた笛(タンギング)7本は琉球民謡の伴奏笛」や洋楽演奏用の「」になって販売可能。
2オクターブ目が低い8本は栓(反射板)の代わりに塗料を重ね塗りして改善できないか検証中。

18本の試作がつぎつぎに脱落。
残った3本のうちBb管A管は2オクターブ目がわずかに低くなりますが、最後に調べたG管にはまったく誤差がありませんでした。

G管の計測が終わって全身の力が抜けてへたりこみました。
(「ホントに力が抜けるンだぁ」と思わず感心)




今後は「」に挑戦するきっかけとなった吹奏楽部OBの女性に吹いていただいて、地元中学の吹奏楽部の顧問の先生、出身大学の軽音楽部のフルート奏者とか、いろいろな人の評価を聞いていきたいです。








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プロフィール

守山 鷲声

Author:守山 鷲声
1958年秋田市生まれ
ラテン系東北人?
心の中は安ワイン+なまはげ
笛仙人・石笛仙人
かつて「ヤッホーおじさん」
今「さすらいの越天楽吹き」

「ドレミ音階」の横笛作家
24年かかって技術的に
満足できるところまで
昨年作った横笛:160本
トータル1327本
今年は少しスローペースに
めざせ月に2日の固定休!!

愛読書「口語訳古事記」
浮世絵(復刻)収集が楽しみ
読み切りで漫画家デビュー
(デビューしただけ)

笛の起源・クマバチ飼育・
縄文遺跡・山彦など研究

苦手なもの
電話・目薬・ラベンダー
電話は夜9時以降なら…

還暦すぎて体はガタガタ
毎月の薬代>酒代なのが涙

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