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3月19日:メダケのクリーニング

千葉から仕入れたメダケを台所裏に片付けたら11月に和歌山で切ったがいい色に。
油抜き(炭火であぶる)の準備をしたほうがよさそう。

竹のを取ってクリーニング
真鍮のスチールウールで汚れを落してウェットティッシュで拭取っていきます。
この段階で笛にならない節を廃棄
吹口部分の太さが18ミリ以下のもの。太すぎるもの。反りのあるもの…
厳密に選ぶと一束100節(4節×25本)が40節に。
4束あるので、このくらいでちょうどいい感じ。


磨き終わった竹 
和歌山市で切った竹100節(左)がクリーニングで40節に(右)



竹のクリーニングアフター 
ビフォー・アフター




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ジャンル : 学問・文化・芸術

3月14日:千葉から竹が届く

千葉県の竹屋さんから笛材料の竹が届いた。3m50㎝?が100本!!
去年は3月28日だったので「月末ころだろう」と油断していたらこんなに早く?

ようやく確定深刻がおわったばかり。
一日休んで「ふらっと山歩きでも…」と期待していたのに
いそいで半分に切らないと晩飯も食えない()。

今年も千葉から竹を入荷 
千葉から届いた笛用のメダケ



ずっと「3年目の竹を」とお願いしていたけど擦り傷だらけで9割を廃棄していた。
守山が千葉まで行って切ってきた竹で実験してみると2年目の竹でもトラブルはない。
そこで今年から「2年目の竹を」とお願いしていたのだ。

送られてきた竹をみると傷の少ない美しい竹ばかり…
感激!!


平均で7節あったところを根元の1節は笛にならないので廃棄
のこりを3節×2本に切った。

とりあえず切り終わった竹 
切り終わった竹(笛にならない部分は廃棄)



計算上600節。ここから反りのあるものを処分しても400〜500節は使えそう。
3節で150㎝以上あるということは1節が50㎝以上あるということ!!
フルート調律の笛「」のG管量産の目処がたったゾ。



来年の笛つくりはこれで安泰)。
(これからクリーニング油抜きしなきゃダメだけどネ)




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ジャンル : 学問・文化・芸術

2月16日:パチリキ納品

中辺路のAWAYAさんに「パチリキ(イタドリの篳篥)」をとどけてきました。
イタドリのことを和歌山県南部の方言で「ゴンパチ」といいます。ゴンパチの篳篥なので「パチリキ」です()。

AWAYAさんともきちさんゆうさん2人のユニット。
和歌山の自然音を取り込んだサウンドが気持ちいいです(守山の運転中のBGMはエンドレスで「星の舟」)。
特徴的なのがゆったりとしたともきちさん篳篥
篳篥をイタドリでつくったらAWAYAさんのサウンドにピッタリでは?」と思って
4年前からパチリキを提供しています。

これまでのいきさつはコチラ→                2018年4月のブログ


去年つくったパチリキはすこし細いイタドリなので見た目も響きも「ちょっと繊細」。
そこで「もっとクォリティの高いパチリキを提供できれば」とパチリキ用に材料を厳選
肉厚のしっかりしたイタドリで「究極のパチリキ」を3本完成させました。

パチリキ2019 
完成したパチリキ5〜7号



左の1本は和歌山市のイタドリ
黒い糸を巻いたのが笛吹神社の駐車場横に生えていた肉厚で重いイタドリ
あのイタドリは絶対にイイ!!」と切りに行ったら草刈り機で刈られて表皮にヒビが…
表皮を剥いて樹脂で固めて黒い糸を巻いてみました。
(指の太い守山にとって大の苦手な細かい作業)


パチリキを吹くともきちさん 
新しいパチリキを吹くともきちさん



新しいパチリキは3本とも音程的には問題なかったようです。
ただともきちさんは「洋楽的?」に使うので指穴をぜんぶ閉じて「G」が出るパチリキが使いやすいとか…(3本ともちょっと高かった)。
一番高い音は「B♭」や「B」が出て満足。

写真のパチリキは「迫力ある大音量」。目の前でサックスを吹いている感じ()。
左端の糸を巻かないパチリキはやわらかい音色で「これぞパチリキ」。
最終的に「サックスパチリキ」を使っていただけることに!!


パチリキは素材がイタドリなので「個性」が出ます。
今年も笛吹神社でイタドリを採って「G」が出るパチリキをつくってみたいです。


ゆうさんには串本の石笛をプレゼント。

貫通孔石笛3 
ゆうさんにさしあげた貫通孔の石笛



もともとヒビのはいった石笛は「石笛倶楽部」の新規登録会員さんへのプレゼント用。
ただ貫通孔の石笛は扱いが難しく初心者さんにはまず「使えない」。
その点ゆうさんならブレスの使い方も間違えないしサウンドも文句なし。


この石笛はやわらかい音色で操作性のいい「演奏用」石笛です。
ちょっとヒビがあったので瞬間接着剤で補修。
メトロン成人ソックリ」と言ったら瞬間的に笑った2人(そ〜いう世代だね)。
かわいい「名前」をつけてください。

ゆうさんは横笛は吹くのですが石笛ははじめて。
でもコツをアドバイスしたらすぐ音がでました()。



パチリキといい石笛といい…
これからのAWAYAサウンドが楽しみですね。







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12月4日:嬉しい悲鳴!!

昨夜22時前。神戸の琉球民謡の演奏家さんから「試し吹き」の依頼が。
その数60本!!!
きゃ〜〜〜〜〜〜っ 嬉しい…
 悲鳴っ!!!

神戸の演奏家さんには本当にお世話になっています。
琉球民謡の教室もされていて守山の笛と「まんがでわかる横笛入門(テキスト)」を使ってくれています。琉球民謡の伴奏笛「」も彼女のアドバイスで完成させました。
今年7月にあった発表会(写真)では守山の笛が山ほど!!


たきのちゃや笛倶楽部発表会 
7月に行われた発表会の様子(ぜんぶ守山の笛)



試し吹き」は「6本までが目安」だけど、10人が希望されれば「60本」もOK。
でもメールを見たのが23時すぎ。


嫁さんが寝る前に寝室の布団の上で在庫のケースを並べて60本の笛を探し出す。
3本足りない!?」で血が凍る

笛リスト」で「調整中」となっている「販売できない笛」が2本。
最後のBb−257はケースをひっくり返して探したけど、最終的に守山の演奏用笛ケースで発見。いい笛だったので「笛リスト」にUPしてから演奏用に抜いていたのだ。

笛に添付している「鑑定書」も60枚!!
(正確には58枚にオススメの笛G#−34を1本追加して59枚)
何度も笛の番号と照合。G#−34のデータを入力して「鑑定書」をプリントアウト。

笛を1本1本包装紙で巻いて発送用の箱に詰め込んで布団にはいったのが3時!!
(何本か箱より長い笛があって気になって眠れない…)
結局明け方すこしウトウトしただけ。


朝になって大きな段ボール箱に詰め替えてなんとか梱包。
車で持って行こうか…」とも考えたけど、寝てねぇからなぁ…

朝イチで発送(当日配達)。
帰って最初に笛を詰めていた箱を片付けていたら…
1本出し忘れて残ってやがる)。
(結局夕方その1本だけ追加で送った)


こんな感じで新しい笛をたくさんチェックしてくれてたくさん買っていただいています。
笛の感想もいただけるので本当に嬉しい!!

ありがたやありがたや…


昼食(冷凍カレーピラフたっぷりキャベツ)のあと少し仮眠して笛の検品
今年はみなさんが待っている琉球民謡の笛を優先的に検品(おかげで60本あった)。
11月後半から守山好みの太いG管G#管A管を在庫にUP。
残っているのは6月〜8月につくったBb管が15本。守山の笛教室で使っている笛だ。






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12月2日:紀ノ川市でメダケ切り

和歌山市につづいて紀ノ川市でも笛になるメダケを切った(2年ぶり)。
放置された柿畑?にメダケが侵入しているのだが、密生した上に風通しが悪くアカゴロモ病という竹を枯らす土壌細菌が猛威をふるっている。
アカゴロモ病になった竹は若い竹はきれいだが2年目3年目と病変が進み表面に「ミソ」を塗ったようにの塊が現れる。

表面にが現れた竹は笛にできない。
表面がきれいな竹にもがはいっているので繊維はスカスカ。段ボールのように柔らかくなってしまう。
千葉県の竹問屋さんが廃業してメダケが入手できなくなった2012年?にあちこち訪ね回って紹介してもらった場所だ。けれどもアカゴロモ病がひどいので去年はメダケを切らなかった。


それが、どうして今年は切ったのか?というと…
スカスカで軽い竹が独特の「柔らかい音色」になって琉球民謡の伴奏笛最高なのだ。
加熱処理すればは死滅するし、竹の形がよく柔らかいので笛も作りやすい。
今年何本もつくって晴らしい笛になった。


昨日夕方まで和歌山市でメダケを切って疲労はピーク。
のろのろと朝食・洗いもの・洗濯をすませて家を出たのが10時すぎ。
紀ノ川市の林道に車を停めたのが11時すぎ。
そんなにたくさん切らないし…」と竹やぶへ。

竹やぶでは枯れたメダケが折り重なって倒れている。七割ほど枯れているだろうか。
台風21号の影響ではなくてアカゴロモ病の被害。
枯死したメダケの周辺に新しい竹が生えてきている。その竹もに汚染されている。
まるで「腐海に沈む村(風の谷のナウシカ)」のよう。

生きるために涙ぐましく生えている若い竹から笛にする竹を切るのだから心が痛む。
3年目の竹はほとんどが枯死寸前。
2年目の竹もアカゴロモ病の菌塊がついているけど、きれいな節もある。
その節を選んでの竹切り。
1本の竹を切って使えるのは1節か2節。

琉球民謡のお得意様には「幻の竹」と言ったけど本当に貴重な素材です。
枯れてしまう代わりに笛になって喜んでもらって…」……です()。

アカゴロモ病菌土壌細菌なので履いていった靴は廃棄処分。
40節ほどの材料を確保しました。


切ったメダケは屋根のある北向きの屋外に放置。3月まで北風に晒します。
春に炭火で「油抜き」。1年間乾燥させて笛になるのは2020年

守山の腕にかけて最高の笛にします。



メダケの寒晒し 
今年守山が収穫したメダケ(127本+40節)







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プロフィール

守山 鷲声

Author:守山 鷲声
1958年秋田市生まれ
「石笛仙人」で動画配信中
「さすらいの越天楽吹き」

「ドレミ音階」の横笛作家
いい笛をたくさん作って
悲しみ多きこの世界に
美しい音色を広げたいです
今年は少しスローペース?
めざせ月に2日の固定休!!

愛読書「口語訳古事記」
「梁塵秘抄」もなんとか読破
浮世絵(復刻)収集が楽しみ

笛の起源・クマバチ飼育・
縄文遺跡・山彦など研究

苦手なもの
電話・目薬・ラベンダー

還暦すぎて体はガタガタ
毎月の薬代>酒代なのが涙

貧乏人の愉しみは…
アホなこと言うて嫁さん
笑かすこと

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「笛の店 谺堂」から
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