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7月13日:AWAYAさんに「八篥」を届けました

4月7日から製作していたイタドリの篳篥「八篥」。今月7日に内部に塗った漆を磨いて完成‼️
中辺路のAWAYAさんに届けることができました。

「八篥」(イタドリと)
完成した「八篥」(バックはイタドリ)


「雨続きで作業がたまっているので昼前に着くカンジで」と連絡があって9時に家を出ました。
AWAYAさんが住む中辺路までは車で2時間? 町の中心部からすこしあるので「こんなもん」?
ところが道が良くなっていて11時前に着いてしまった。時間をもてあまして近所をウロウロ…

AWAYAさんの家はこんな「山奥」。😁
道中で見た有田川も日高川も増水して茶色い濁流。AWAYAさん宅に近い温川(ぬるみがわ)は「清流」。
こんなところにも「熊野の自然」のフトコロの広さを感じて嬉しいデス。

温川(ぬるみがわ)
AWAYAさんの家の「手前」を流れる温川(ぬるみがわ)


Tomokichiさん、YUさんは農業をしながら音楽活動をしています。長雨で農業用具を片付けられなかったとか。古い農家を借りているので「湿度」がものすごくて大変みたいです。

Yuさんの手作りカレー(守山がリクエストしていた)をいただいて、さっそく「八篥」の試し吹き。
「八篥」を吹くTomikichiさん
「八篥」を吹くTomokichiさん

「大八篥」を吹くTomikichiさん
「大八篥」も吹いてもらいました


届けた「八篥」は7本。竹製の「大篳篥」が1本。
「八篥」のうち5本はリコーダーの吹口をつけて調律したので「オリジナル調律」になっています。
(「篳篥」に合わせたつもりで調律がずれてしまった)
去年製作した「八篥(オリジナル調律)」を愛用しているので「同じ調律」で「やわらかい音色」に。

1本は守山が「舌」を使って調律したので「ちゃんと篳篥?」になってるはず。

「篳篥」より長い「大篳篥(オリジナル調律)」がイタドリと竹で1本ずつ。
写真(下)の「大八篥」は短いのにフルートと同じ「低いC管」。尺八より低い音が出ます。途中に「節」があって低音が出にくい時もあるけど、慣れれば使えます。
「音色」は不思議と「洋楽器」に近くて「オーボエっぽい?」。 🤣🤣🤣
「この世に1つの楽器」なのでCDとかできたら面白いのでは?



「個性的な楽器」なので「明日から使える」というものでもないケド、漆を塗った笛は1年くらいで「音色」と「響き」が良くなってくるので、何年か先にAWAYAサウンドを支える楽器になってくれれば…

「これからが楽しみ‼️」というコトなんです。



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ジャンル : 学問・文化・芸術

6月03日:漆を塗って「八篥」完成

4月7日にスタートした「八篥(イタドリの篳篥)」製作。内部に「漆」を塗って完成。
ちょうど2ヶ月⁉️ 試行錯誤の連続で長い長い「戦い」でした…………

これで「糸巻き」も「漆塗り」も技術を獲得‼️ 横笛製作にガンガン応用したいです。

完成した「八篥」「大八篥」
内部に漆を重ね塗りした「八篥」「大八篥」


使用した「漆」は「伊勢型紙おおすぎ」さんの京都店で購入した「かぶれにくい漆」。
溶剤の「テレピン油」、漆を拭き取る「紙」も購入。
今回の「漆塗り」は内部のみ。塗った漆を拭き取って乾かす「拭き漆」で3回重ね塗りしました。
内部を拭き取るために丸棒に「使い捨てふきん」と「紙」を巻いたものを用意。もちろん肘の上までの「ゴム手袋」も用意しました。
写真には写っていませんが、指穴を拭き取るために布を巻いた爪楊枝もたくさん用意しています。

漆塗装の準備
「漆」塗装に挑戦


「漆」は「気温20〜27℃+湿度80%くらい」の環境で乾燥します。
この季節は「気温」はいいのですが「加湿」のためアイスボックスを購入。水を含ませた「ふきん」で湿度を保ちました。

器などに「漆」を塗る場合は数分おきに向きを変えて「偏り」をなくす手間が必要です。今回は漆を拭き取っているので「手間いらず」。気持ちだけ?コロコロ向きを変えています。

手製の「室」
漆を乾かす「室」も手作り


笛の内部に漆を塗ると一時的に音色が悪くなります。「湿っぽく」なって明るさ・ノビを失うのです。
20年ほど前に尺八を製作した時は(信じられないでしょうが)1年くらい音色が悪かったです。
さすがに1年は置いておけないので1ヶ月ほどしたら内部を磨いてAWAYAさんに届けたいです。



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5月18日:八篥と大八篥が完成

4月6日にスタートした「八篥(イタドリの篳篥)」製作。外部の塗装も終わってひとまず完成‼️
これから内部を徹底的に磨いて「漆」を重ね塗りして「完成」する。
                                         記事の前編は → リンク
八篥と大八篥
左から①〜⑤八篥(オリジナル調律)⑥八篥(雅楽調律)⑦大八篥(雅楽調律?)


雅楽でつかわれる「篳篥」は本当に変わった楽器だ。「規格外」と言ってもいい‼️
色々な笛と比較してみた(写真下)。
①篳篥は長さ18センチ。リコーダーの半分ほどの長さだが⑥ケーナと同じG管⁉️
一番似ているのが②リコーダーの「指穴部分」
「音域」は(ドレミで表現すると)「ドレミファソラシドレ」。②リコーダーと同じ音域になる。
③オリジナル調律の八篥は「舌」の代わりに「リコーダー吹口」を差し込んで調律。①篳篥と同じ音階に調律したつもりだったが「舌」で吹くと低音域が「バカ高」になっていた(悔)。
そこで「舌」をつかって④八篥(雅楽調律)を製作。樹脂管より太いのに長くなっている⁉️
(同じ音域なら内径が太いと短くなるのがセオリー)
最終的に「舌」で⑤大八篥を製作。「C管」にしたつもりが「C#管」くらいなのだろうか?
⑤大八篥は④八篥とは「指穴バランス」が全然違う⁉️ どちらかというと⑥ケーナに近い。

「大篳篥」という「篳篥」より「4度」低い楽器が文献に残っていて明治時代に復刻されている。
現在では「演奏曲がない」という話を聞いたことがあるが、雅山の展示即売会で売っていた。
今回「イタドリで」製作してみたが、材料を3本用意して2本失敗。
篳篥と八篥
左から①篳篥②リコーダー(下部)③八篥(オリジナル調律)④八篥(雅楽調律)⑤大八篥⑥ケーナ


雅楽の「篳篥」を製作するなら「同じ太さ」「同じ肉厚」の竹を用意して「同じ位置」に指穴をあけるのがベスト。内径のことなる「イタドリ」を材料にして、「篳篥」を演奏できない守山がつくるのだから「CRAZY」な話。

「八篥」を提供するAWAYAのTOMOKICHIさんは「雅楽」を演奏するわけではないし、即興性の強いオリジナル曲を演奏しているので、期待をこめて「使ってくれたら嬉しいナ」というスタンス。
(ということにしておきたい)

TOMOKICHIさんの「篳篥」は「おだやか」で「ノビがあって」吸い込まれそうな「透明感」がある。まるで山本公成さんのソプラノサックスみたいな音色。初めて聴いて心を「鷲づかみ」にされたケド「安い樹脂管」だと聞いて2度驚いたものだ。

「イタドリならもっと優しい音色になるはず」と一抱えのイタドリを持ってAWAYAさんの音楽事務所に押しかけてTOMOKICHIさんに吹いてもらいながら「八篥1号」を製作したのが2014年の夏。
その後、音楽事務所の「ボヤ」で「八篥1号」が消失。
困ったTOMOKICHIさんが守山宅に来て「ありあわせ」のイタドリで「八篥2号」を製作。
イマイチの出来だったので「篳篥を吹けない」守山が「リコーダー吹口」をジョイントすることを思いついて「八篥3・4号」を完成させた。
去年さらに完成度の高い「八篥5・6・7号」を完成。「筒音が高い」と言われて今年に至ったのだ。




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4月29日:八篥(イタドリの篳篥)製作

音楽仲間のAWAYAさんのために今年も「八篥(イタドリの篳篥)」を製作。
和歌山県南部の熊野地方では山菜のイタドリを「権八(ゴンパチ)」と読んでいる。それで「八篥」。
雅楽の世界ではパワフルな篳篥を「七人力」と呼ぶこともあるとか。「八篥」だったら「八人力」⁉️

                                             去年の記事 → リンク
                                       AWAYAさんfacebook → リンク

八篥2019
昨年製作した「八篥」5号6号7号


守山はAWAYAさんの「サウンド」がお気に入り。
「鳥の声・虫の声・水音・雨音・雷鳴」などの自然音にYUさんの「時につややかでやわらかい」ボーカル。様々なアコースティック楽器に電子音まで… 多彩な「音源」を最高のバランスでミキシング。「うつろい」を感じさせる曲の「展開」も心地いい、「自然に寄り添う」サウンドを創り上げています。
そんな「AWAYAサウンド」の中心?になっているのが「おだやかでノビのある」篳篥の音色。

守山も「作業BGM」に「星の船(約1時間)」をかけているが、このCDの「篳篥」は「プラ管」なのだ。
柔らかいイタドリで篳篥を製作したら「AWAYAサウンド」がもっともっと気持ちよくなるのでは?
そう考えて2014年に「八篥1号」を製作した。残念ながら「八篥1号」は火事で焼けてしまったが、
いらい「究極の八篥」を提供しようと毎年頑張っている。
「AWAYAサウンド」は進化し続けている。あと20年くらいは進化するんじゃなかろ〜か?🤣
そのとき守山が製作した「八篥」が「AWAYAサウンド」を支える楽器になっていたら嬉しいデス。
(そ〜ゆ〜ワケで「八篥」はAWAYAさんにしか制作しない「趣味の楽器」で〜す)


去年製作した「八篥5〜7号」は装飾に糸を巻いた「渾身の作」だったけど「筒音」が少し高かった。
(守山が篳篥を演奏できないので「リコーダーの吹口」を差し込んで調律しているのが原因)
今年は「筒音」を合わせた上に内部に「本漆」を塗る予定‼️
めざせ「究極」‼️




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2月26日:イタドリの龍笛完成

昨年末につくりはじめたイタドリの笛。
AWAYAさんに届けた篳篥(パチリキ)につづいて龍笛(龍パチ)が完成!!
本物の龍笛のように吹口の大きいものが8本。龍笛音階の細い横笛が7本。
そのうち吹口の大きな龍笛4本は調律もバッチリ(写真)。2本は高音域がすこし低い。
残り2本は誤差があって「お蔵入り」()。自然素材なので仕方ないデス。


完成したイタドリの龍笛 
完成した龍笛(吹口が大きい)




龍笛
ソックリの龍パチ星田神社の楽士さん、山口聡さんの「注文品」。去年「いいのができたら」と約束していました。

上2本は高音域も吹きやすくて調律もバッチリ!!
3本目は1音だけ音色に「ツヤ」がない。
4本目は太くてブレスが必要。そのかわり迫力ある大音量で「龍笛っぽい)」
あと2本。高音域がすこしだけ低い笛があって塗料で「」を詰めれば改善できるかも。

とりあえず山口さんに1本持っていったら3本は守山のもの(嬉)!!






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プロフィール

守山 鷲声

Author:守山 鷲声
1958年秋田市生まれ
「石笛仙人」で動画配信中

笛馬鹿歴25年!!の
「ドレミ音階」の横笛作家
1400本以上制作

いい笛をたくさん作って
悲しみ多きこの世界に
美しい音色を広げたいです
今年はスローペース?
めざせ月に2日の固定休!!
今年の笛作り33本

「コロナ」で来店はお断り
代わりに「試し吹き」をぜひ
(ただいま送料無料です)
「石笛倶楽部」の旅も中止!
でも毎日忙しくしています

龍笛完成(調律バッチリ)!!
神楽笛も2本完成!!
大晦日に演奏したいです

愛読書「口語訳古事記」
浮世絵(復刻)収集が楽しみ

笛の起源・クマバチ飼育・
縄文遺跡・山彦など研究

苦手なもの
電話・目薬・ラベンダー
あ、ほどほど飲みも苦手だ

還暦すぎて体はガタガタ
毎月の薬代>酒代なのが涙

朝〜22時は電話応対無理です
お問い合わせは下のリンク
「笛の店 谺堂」から
メールでお願いいたします

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