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一部在庫を処分

このところ何日もかかって60本の笛を「検品」。在庫が増えたので思い切って誤差の気になる笛を販売リストから削除しました。363本の在庫から87本を削除。残り276本。

在庫処分
笛のデータを見ながら誤差の気になる笛を除いていきました



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ジャンル : 学問・文化・芸術

突然の別れ

昼のニュースで知ったのですが京都の安楽寺で早朝に火事があり、庫裡と隣接するギャラリー「椛」が全焼。10年来アートピクニックでお世話になっていた伊藤あずみさんが亡くなられました。本当に残念です。


心よりご冥福をお祈りいたします。

安楽寺
安楽寺本堂


安楽寺はあずみさんやカフェチェリーの諸富ますみさんが主催するイベント「アートピクニックin京都」で10年ほど前からお世話になっていて、メイン会場となっていた「椛」に出店させていただいたり、本堂で笛を演奏させていただいたりしました。
音楽仲間の岡田路世さんとも安楽寺で知り合い、クリスタルボウルの録音もさせていただきました。ご家族ぐるみでご縁があり、今年も6月のアートピクニックや、岡田路世さんが主催する夏至の須田郡司さんのイベントにも参加を楽しみにしていました。
あずみさんの「よく通る明るい声」や「足音」まで鮮明に思い出すほど親しくさせていただいていたので、残念でたまりません。先代のご住職の妻として、母として、2人のお孫さんの誕生を本当に喜ばれていた「若いおばぁちゃん」として、パワフルに活躍されておられただけに、遺されたご家族のお気持ちを想うと本当に言葉がでてきません。

どんな形でもいいので生きていてほしかったです。




tag : 雑記

笛60本のデータ入力

昨年塗装して「検品」していない笛が65本。ようやく検品が終わって、5本は調律を少し手直し。60本分の検査結果(右の書類)をパソコンに入力して「鑑定書」を作ります。
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入力するのはソフトの都合でWindowsXP

かなり「阿呆」な守山。何度もチェックしながら入力するのだけど、プリントすると10枚に3枚はミスがある。パソコン画面上での記入ミスがワカラナイのだ。
めいっぱい頑張って1時間に10枚。休憩なしで順調にいけば6時間? ミスがあるとさらに時間がかかってしまう。

いったいどれだけミスをすることやら…


今年になって塗装した笛も35本ある。これも月末に検品して入力。あぁ頭が痛い。


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23年目の1.17

今日は阪神淡路大震災の日。もう23年目。6435人の命が奪われた。人の命(存在)は「可能性」。多くの「可能性」が失われ、生き残った人も心に傷を負った23年間ではないでしょうか。

毎年慰霊の「希望の灯」が灯される。「希望」とは「自分の可能性を信じること」。

守山も自分の「可能性」をしっかり見据えて、やるべきことを果たしていきたいです。そう決意する1.17。 

29回目の結婚記念日

今日は29回目の結婚記念日。前日には慶雲も出て祝福?



ひさびさの環天頂アーク

1月15日といえばかつては「成人の日」。「結婚記念日はずっと祝日だね」と言って結婚したのも昔の話。
記念すべき日に夫婦で行くところがある。それは病院。結婚して29年も経つと住んでいる家もガタガタなら身体もガタガタ。月1回の通院で2人で12000円。これだけあればどんな御馳走が食えることか!!


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地元の竹で


苦労して作った撮影セット(撮影しているのは縄文遺跡でみつけた変な石製品)

世の中「インスタ蠅」とかいうモノが大発生して手作り品の売り上げにもこの「蠅」が影響しているらしい。年末にガラケーをスマホに替えた時代遅れの守山。ここは「インスタ蠅」のご利益をあずかろうと「撮影セット」を手作り。
でもよく見たらスポットライトが1つコケているじゃないか…
ダメだ。コリャ…

龍パチ(イタドリの龍笛)を撮影してみたけど、こんなモン?
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龍笛タイプの龍パチ

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横笛タイプの龍パチ(大晦日に演奏した笛)

午前中は在庫にあげる「琉」の調律チェック。午後はメダケを切っている竹やぶの近くのミカン農家さんのところに、出来たばかりのケーナと横笛を差し上げにでかけました。

一昨年からの約束です。

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古墳出土の笛状木製品


朝起きたら雪景色!?

今日は天理市埋蔵文化財課を訪ねて天理市内の星塚古墳1号墳から出土した日本最古の横笛とされる「笛状木製品」とクマバチの巣穴を比較します。「吹く枝プロジェクト」もいよいよクライマックス?

ところが朝起きると和歌山市で積雪!?京奈和自動車道は積雪が怖いし、雄の山峠を越えていくのも心配だったので、和歌山北インターから西名阪で天理へ。まず最初に郡山インターで降りて笛状木製品が出土した星塚古墳を訪ねました。

星塚古墳は2号墳の墳丘がわずかに残されて墓地になっています。その2号墳の発掘時に見つかったのが、それより少し古い1号墳。墳丘は削られて埋められた周壕の大きさなどから前方後円墳であることを確認。笛状木製品は1号墳の周壕から出土しました。現在は周壕跡が史跡公園の形になって案内板が立てられています。

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史跡公園の案内板

せっかくなので吹く枝を演奏。1500年ぶりの音色?公園内にはソメイヨシノが植えられています。探してみるとあるある… クマバチの巣穴が十数個!?
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こんなのがいっぱい
 公園で管理している桜なので勝手に切ることはできません。でも1500年たっても飛び回って巣を作るクマバチに感動。

頭上に引っかかっている折れた枝を発見。何気なく引っぱってみると簡単に折れてしまった。これが極細の「吹く枝」。吹口部分の直径が17ミリほどしかなく、巣穴があると、かろうじて薄皮一枚でつながっている極限状態。折れたのは痛恨の失敗だったけど、吹いたら簡単に音がでた。またまたビックリ。
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折れてしまった「吹く枝」(上は演奏した枝)

おもしろい場所でした(寒かったけど)。

(笛状木製品の写真は教育委員会に掲載許可申請してから掲載します)

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嫁さんの指輪

朝布団を片付けたら嫁さんの指輪(20号)が落ちていた。まっまさか守山を置いて!?

もともとは守山の指輪(2人して指が太くなって元の指輪が入らなくなった)

それはないない。
「いつか読む」と主張する数万冊のゲーム雑誌やらESSEやら文庫本、予約して買って開封もしていないゲームと攻略本を置いて出て行くなんて、絶対にない!!

アホなこと言うとらんと仕事仕事…

笛を撮影するための「台」を作った。やっぱり笛も「インスタ映え」が命。
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アクリルの角材を切って上を溝型に削ってみました

年末にスマホになって、だいぶカメラが使えるようになった。でも笛の撮影は難しいです。横に長い笛をどう撮影するか… 吹口を真上にして上から水平に撮っていたけど、背景色との関係で色が変わったりするし、ピントを中央にあわせると両端のピントが甘くなったりします。台に乗せて背景と距離をおいて、斜め上から撮影してみたいです。

ぬなかわヒスイ工房の山田さんは部屋に撮影用の台を作って石笛の写真を美しく撮っています。これで守山も真似できるかな?



縄文時間

今日はサボる!! 天気もいいし笛の仕事を放り投げて今年最初の運試し。近所の縄文遺跡へ行ってきました。還暦の守山は言わずと知れた「戌年」。戌年生まれに「誇り」を持っています。縄文遺跡を腰を折り曲げて歩くこと3時間。石鏃を3つ発見しました。左の2つは折れた石鏃。右端は実用性が疑われる「ミニチュア石鏃」。

ど乱視の守山(戌年の嗅覚でどんな小さなものでも発見してしまう)

今日歩いた縄文遺跡はため池の底にあります。時々水を抜くことがあって、注意深く探すと石鏃などが見つかります。1994年8月に守山が発見して和歌山市の史跡に指定。
文化財保護法では発見した遺物は「落とし物」として交番に届けなければダメ。交番から教育委員会に連絡がいって、文化財的な価値を確認。1年後(だっけ)落とし主が現れないと、発見者の所有物になるとか(落とし主に会ってみたいデス)。

守山は遺跡の発見以来、交番に届けないで教育委員会に直接報告しています。こういう遺物を拾う時は、きちんとした記録をとって、管理、報告の責任があると思っています。数千年もの命を持つ遺物を「所有」するなどおこがましいですし、きちんと管理して文化財としての価値を損なわず未来にも伝えたいです。

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鎌倉時代の食器、瓦器(石器なんかもこんな感じで顔を出しています)

歩くのは年に2〜3回、水のない時だけ。まったく歩けない年も多いです。平均すると石鏃が2個ほど見つかる。20年間で石鏃・石匙・祭祀用の石棒・摺り石などトータルで200個ほど。縄文時代ほぼ全期間にわたって遺物がでてくる複合遺跡。珍しいところでは「トロトロ石器」と呼ばれる局部磨製石器がみつかっていて、和歌山市の歴史博物館で常設展示されています。

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守山が最初に手に取ったのが局部磨製石器

不思議なことに縄文土器は未発見。須恵器や土師器、瓦器のカケラはわんさか出てくる。弥生土器らしいものも少し。石器製作時のゴミ、サヌカイトの剥片やチップも多い。これらを守山は余すところなくすべて回収。遺物包含層を13エリアに分けて発見場所を記録しています。すべて拾うのは、次に来た時に拾わないため。何度も何度も拾ってしまうと腰がもたないのだ。

寒空の下で歩いていると、迫り来る「ちょっとした用事」。いそいそと木陰で用をすませていると、頭の上にクマバチの巣穴を発見。冬眠中のクマバチの腹部(頭部が下向き)も見えています。

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かなり大きめの巣穴(いい音がでそう)

この枝先にも穴があいていました。足元に落ちている枯れ枝にも巣穴を発見。上が山桜で♂の巣穴。音が出るけど「ピ〜〜ッ」と高い音。
下は樹種不明(おそらくトベラ)。まさに横笛。水に落ちて腐っていて音は出ませんでした(残念)。内部をクリーニングしたらムカデが出てきた。

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犬も歩けば棒にあたる

こいつは春から縁起がいいねぇ。

家に帰って巣穴をクリーニング。「遺物を管理する責任」なんて言いながら、袋にいれたまま引き出しにいれていた8年分の遺物を、夜中の2時までかかって整理しました。近いうちに全部写真を撮って整理したいです。



笛の塗装

塗装

温度計を見たら朝9時の時点で3.6℃。なんでこんな寒空に塗装をしなけりゃいけないかというと、待っているお客様がいるから。今日塗装するのは琉球民謡の笛「琉」。D管が1本、C#管が8本、B管が8本。「琉」は作りはじめたばかり。評判はいいのですが、在庫がぜんぜん足らないです。

塗装場所は我が家のベランダ。2015年3月に自分で波板をはって風雨が入らないようにしました。
 眼が悪い守山。60Wのスポットライトを4つつけていますが、空が曇っていて日光が入らないので「う〜〜っ暗いっ」とぼやきながら?塗装。

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使っている塗料(2種混合のウレタンエナメル塗料)


笛に使う塗料はゼスト(おもしろ塗装工房)のウレタンエナメル(レッド)。業務用の釣り竿にも塗装されている塗料です。写真は塗料(100ml)硬化剤(10ml)薄め液(1ℓ)。塗料と硬化剤を10:1で混合して使うので、ちょっと塗るのには不向き。守山は塗料のビンにテープを貼って4等分に印を付けています。1回の塗装で25ml使用。硬化剤は書道用のスポイトで2.5ml取って混合しています。
使い捨てのシリンダー(注射器)で10ml使うこともありますが、せっかく4等分にしている印が使えなくなるので、緊急に塗装するような場合だけです。


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塗装用ブラシも手作り

よく「どうやって内部を塗っているの?」とたずねられますが、手作りのブラシを使っています。丸棒の先端を写真のように削って洗車用のスポンジを短冊状に切ったものを貼付けています(上)。接着剤はボンド:ウルトラ多用途SU(クリヤー)。すぐ使うとスポンジが浮くので4日ほど経ってから使います。スポンジがちぎれないように丁寧に「面取り」します(下)。

塗装のBGMは映画音楽の巨匠Ennio
  Morricone。1928年生まれの89歳(現役)。「既成のサウンド(一般的なフルオーケストラ」と「奇想のサウンド」が重層的に構成されたユニークな音作りが特徴(語りはじめると長くなる)。じいさんが生きているうちに目の前で石笛を吹きたいです。

塗装は筆で吹口と指穴を塗ってからブラシで内部を「回し塗り」します。守山は塗装後に吹口を磨くので「厚塗り」。調律には影響しませんが、全体のピッチが若干低くなることがあります。誤差やノイズも少なくなります。
一通り塗り終わると吹口と指穴に息を強く吹き入れて泡をつぶします。守山は演奏で酸欠にならないケド、塗装中には酸欠でふらふらになります。最後に目視で塗装面の気泡をつぶしていきます。これが明るくないと無理。「もっと光を!!」。

ブラシは10本ほど塗ると交換します。スポンジがくたびれてきて、はがれやすくなるからです。

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はみ出した塗料は、薄め液を染ませた綿棒でふき取ります

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塗り終わった笛

塗装が終わった笛は吹口を少しだけ低くして並べます。こうしておくと余分な塗料が吹口にたまってきます。それを綿棒に染み込ませて取れば塗装は完成。

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指先でねじって先端をとがらせた綿棒

いつもは1時間に10本のペース。今回はブログ用の写真を撮ったので17本で2時間ちょっとかかってしまいました。


塗装中に考え事…
「笛の音は内部にカルマン渦ができるから」という人がいます。守山の検証では吹口外部にカルマン渦ができることがあっても、内部は違います。横笛の場合、内部にできるのはソーセージのような長い渦。これが倍音では長さが半分・三分の一・四分の一…にちぎれます。この「ソーセージモデル」に「空気力学」を応用すると、あらゆる誤差が説明できます。

同じ音を出していても、弱く吹くとソーセージが「弛緩」してピッチが下がります。反対に強めに吹くとソーセージが「緊張」してピッチが上がります。限界まで「緊張」すると「ちぎれて」倍音になって安定します。
静かな息で「弛緩」して、強めの息で「緊張」する空気のイメージを考えていて…ひらめいたのがシャボン玉。

「そうだシャボン玉だ!!(声:広川太一郎)」


シャボン玉は息が弱いと大きくなって、強く吹くと小さくなります。笛の内部で倍音が発生するメカニズムがわかりやすいですね。
笛を教える時も、なかなか理解できない「低い」の吹き方を「大きなシャボン玉を作る息で!!」。倍音を出す吹き方を「小さなシャボン玉を作る息で!!」とアドバイスするとイメージしやすいかもしれませんね。

笛を17本塗装して、記録写真撮って、
Ennio  Morricone聴きながら、「シャボン玉」のアイデアをひらめきました。なかなかの1日(嬉しい)。


塗料を片付けて12時12分。仕事が休みの嫁さんの「愛情レトルトカレー(たっぷりキャベツとウィンナー添え)」が待っている。



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プロフィール

守山 鷲声

Author:守山 鷲声
1958年秋田市生まれ
笛仙人・石笛仙人
かつて「ヤッホーおじさん」
今「さすらいの越天楽吹き」

「ドレミ音階」の横笛作家
人気の笛がずっと在庫薄で
週に7日間笛を作っています
年中無休の零細製造業
6日で7本作ると1日休み
8月20日に休んで
嫁さんと映画観ました
「ペンギン・ハイウェイ」
今年作った横笛:134本

愛読書「口語訳古事記」
浮世絵(復刻)収集が楽しみ
読み切りで漫画家デビュー
(デビューしただけ)
夫婦の合い言葉「今が底!!」

笛の起源・クマバチ飼育・
縄文遺跡・山彦など研究

苦手なもの
電話・目薬・ラベンダー

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