「石笛倶楽部」の旅④

◎旅で出会った石笛たち
2日間の「旅」で持ちかえった石笛を紹介します。守山は「石笛倶楽部」に新規登録された方には「ヒビなどがあって販売できない石笛」を練習用にプレゼントしています。つい「いい石笛」から差し上げてしまうので数が限られてしまいます。そこで「石笛倶楽部」の旅ではプレゼント用石笛を探すのがメイン。あとは音色の美しい石笛を「研究用」に。
今回の旅でもたくさんの石笛がみつかりました。5カ所の海岸でヒビのない石笛が4つ。ヒビのある石笛が8つです(写真)。
みつかった石笛 
今回の旅で出会った石笛たち


◎石笛の評価方法
守山は石笛を①吹きやすさ ②操作性 ③音色 ④見た目 ⑤基準音程 ⑥総合評価 で評価しています。「わかりやすい」と評判がいいです。少し解説をくわえると…
①吹きやすさ:「音の出やすさ」です。初心者は「吹きやすい石笛」を探してください。
②操作性:「音域」「音量」のコントロールです。演奏家さんは操作性のいい石笛を。
⑤基準音程:「一番美しい音色」の音域。守山はこの音を「2オクターブ目のミ〜ファ」として演奏を組み立てています。石笛を「ピィー」「ピィー」やかましく鳴らすだけの人は、基準音程より1音ほど高い音で吹いています。
(チューナーも見ないで「石笛を上手に吹きたい」なんて、考え方が甘いデス)

ぬなかわヒスイ工房さん
の石笛を例にあげると…

◎舟形石笛
 吹きやすさ:★★★★★
 操作性  :★★★★★
 音色   :★★★★★
 見た目  :★★★★★
 基準音程 :石笛によってさまざま
(好きな音域で製作してもらえます)
 総合評価 :
★★★★★

舟形石笛は美しい形をしています。初心者でも一升瓶で練習すればすぐに音が出ます。音色は石質によって変化します。音域を指定できるのが強み。自分の望む音域の石笛を海岸で探すのは至難の業です。「天然の石笛」にコダワリがなければぜひ一つ持っていたい石笛です。


◎縄文NEO(貫通孔)
 吹きやすさ:★★★☆☆
 操作性  :★★★☆☆
 音色   :★★★★☆
 見た目  :★★★★★
 基準音程 :低音域〜高音域まで演奏可能(3種類ほど音域を指定できます)
 総合評価 :
★★★★★


貫通孔の石笛は「腹をくくらないと」吹けません。指穴が前後にあるものは非常に操作が難しいです(演奏家向き)。指穴1つのものがオススメ。音色には「倍音成分」が少ない印象。耳障りのいい「楽器」の音色だと感じました。見た目はバッチリ。
もともと貫通孔の石笛は操作性が悪いものが圧倒的に多いです(星1〜2つ)。そのなかにあって縄文NEOは完成度の高い「楽器」と言えるでしょう。初心者にはオススメしませんが、演奏家にとっては夢のような石笛です。






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「石笛倶楽部」の旅③

◎2日目(16日)
朝から気持ちのいい快晴。さっそく古座川町の大谷湿田へ。ここは狭い谷底で自然な余韻が気持ちイイのです。本来ならビデオ撮影する予定。帽子をわすれて残念です。

永井さんはさっそく「飛天奏法」にチャレンジ。最後でちょっとだけ「いい感じ」でしたよ。せっかくなので「ビデオ編集の練習に」と永井さんの演奏を撮影。編集したらDVDにして差し上げたいです。
石笛を吹く永井さん 
音響のいい大谷湿田で石笛を吹く永井さん

◎「越天楽」演奏
守山は龍パチ(イタドリの龍笛)で「越天楽」を演奏。2016年12月の「旅」ではドレミ音階の横笛で演奏にトライ。まだ完全に暗譜できていなかったので「三段目」を忘れてしまって演奏を中断。今年は龍パチでバッチリ演奏。(この進歩が嬉しいデス)
「越天楽」を吹きはじめたらカラスが集まってきて「カー」「カー」。演奏が終わってふと気がつくと静かになっています(なんだったんだアレは?)。


◎白崎海岸で石笛探し
笛を吹くのが気持ちよくて大谷湿田に1時間も滞在。カーナビで「白崎海岸到着12時57分」となっていたので即出発。白崎海岸の道の駅にはオイシイ「しらす丼」がアルノダ!!

ところが道の駅についてみると飲食スペースがなくなっていて「しらす丼」もない!?
(血糖値をコントロールしている守山はこういうのがヤバイ)
しかたがないので漁師らしきオッチャンの手作りカマボコで腹をみたす。
目的はグルメじゃないノダ!!

海岸はちょうど大潮の干潮。潮がひいて砂浜が出ている(写真)。この砂浜周辺に「特別な石笛」がでる。
干潮の白崎海岸 
干潮で潮のひいた白崎海岸(巨大な磐笛もゴロゴロと)




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「石笛倶楽部」の旅②

◎1日目(15日)
今回の旅は心配された雨もなんとかもってくれそう。参加者は気心のしれた「笛仲間」の永井さん一人とあって、中身の濃い旅になりそうです。守山はビデオカメラも準備。2日目の演奏をYouTubeにUPすることも計画。
朝6時に起きて洗濯と食事。食器洗いをすませて家を飛び出したのが待ち合わせの8時の10分前。通勤渋滞に巻き込まれて弱っていたところでトレードマークの「帽子」を忘れてきたことに気がついて愕然。帽子がないとビデオ撮影できません。

結局30分の遅刻(永井さんには「遅れるカモ」と言っていた)。帽子を忘れて心はドンヨリ。

最初の海岸は串本町の双島がみえる海岸。浅い海底に丸い岩がゴロゴロと並んだ「さらし首層」という地層の海岸です。
さらし首層の海岸 
さらし首層の海岸(沖の島は双島)

この海岸では数は少ないのですが頑丈な「緑色岩(海底火山の溶岩)」の石笛が見つかっています。

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「石笛倶楽部」の旅①

守山が主催する「石笛から美しい音色を奏でたい人」の交流会「石笛倶楽部」。毎年1回12月に一泊二日で和歌山県の石笛産地をめぐって石笛を探す旅を企画しています。
といっても守山も「歳?」。年1回じゃ「あと何回行けるじゃろ〜か?」と、今期から「土日コース」と「平日コース」の2回に分けて企画させていただきました。
今日は「平日コース」初日。なんとか天気ももちそうで「前夜祭」から期待が高まっていました。
貝が穴をあける 
二枚貝が穴をあける串本海岸の石笛


今回の参加者は神戸のNPO職員の永井忠さん。今回で4回目の「常連さん」です。




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谺堂の休日

2月にはいって毎日イタドリの笛作り(8日は星田神社)。10〜12日は「光る木」観察会(10日は雨天中止で笛作り)。13日は笛教室。
そして明日から(15〜16日)は「石笛倶楽部」の旅企画…
バタバタ忙しい中にあってスケジュールのあいた「休日」。そんな谺堂の「休日」は…
教訓親の目鑑「ぐうたら兵衛」 
喜多川歌麿「教訓親の目鑑ぐうたら兵衛」

月に一度の「通院日」。昼過ぎに新しい洗濯機が届くので朝から玄関と洗面所の片付け。廊下においていた本棚と書類入れ、買い置きのビール・チューハイ・お茶や水を移動。洗面所を片付けて、洗濯機と壁をカビキラーでゴシゴシ。
ギリギリまで壁をこすって病院で血糖値を測ったら「正常」(これは嬉しい)。

病院から帰ってきて洗濯機の搬入。玄関と洗面所の荷物を元に戻して、夜は「石笛倶楽部」の旅企画の「前夜祭(交流会)」。

なんか、一日中忙しかったデス。



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和歌山に雪

朝起きたら雪国だった。今日は守口の笛教室。高速をつかって何とかなった。
和歌山で積雪 
この冬は変!!


守口の笛教室は京阪守口駅よこの京阪百貨店8階のNHK文化センター守口教室。5年ほど前から毎月第2火曜日の午後1時〜3時やっています。受講生はすくないものの、まったくの未経験から2人、守山よりうまい?教え子が育った。
守山の笛をよろこんで吹いてくれるので嬉しいです。

今日はCDで「越天楽(芝祐靖さんの龍笛独奏)」と「別れの歌(ショパン)」「加那ヨー(琉球民謡)」を聴き比べ。「別れの歌」はピアノ曲。テレビドラマなんかでよく流れています。それぞれ笛で演奏するとブレスの使い方や、曲の構成がちがうので面白いです。

和気あいあいと楽しんでいます。



「光る木」観察会②

「光る木」観察会最終日。雲が出て雪まで降り出して観察できませんでした。3日間あればたいてい1日は観察できるのですが残念です。でも珍しい景色を見ることができました。
雪の和歌山2 
雪の舞う和歌山市内

守山は一人で山歩き。のんびり笛を吹いてきました。クマバチの巣穴もみつけてゴキゲンです。
せっかくなので「光る木」の写真を紹介します。



 

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「光る木」観察会①

毎年恒例の「光る木」観察会。和歌山市の山の中で「夕陽の木漏れ日」をうけてランプをともしたように光って見えるヤマモモの木を観察します。初日(昨日)は雨で中止。今日11日は無事登ってきました。
メインの「光る木」は雲が出て楽しめませんでしたが、中腹の木が美しく光っていました。
「光る木」2018.02.11 
根元だけじゃなく全体が光って見える木です

参加者は笛教室の生徒さんお一人。のんびり山を歩いて笛を吹いてきました。

 

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イタドリの篳篥つくり②

今日は朝から雨。本来なら「光る木」観察会で昼から山を歩く予定が中止(残念)。

これ幸いと昨日指穴まわりを塗装した 龍パチ9号を試し吹き。むちゃくちゃ吹きやすい。でも「カン」の音がヒステリックに外れやすかったので吹口を磨いて補正。かるく「越天楽」を吹いてみたけど気持ちよく吹ける。息も楽だし調子外れの音も出ない。思えば初めてつくった龍笛なんだよなぁ…
よくここまで遊べるいい笛になったもんだ(プラ管とは比べものにならないゾ)。
龍パチ9号 
文句なしに完成した龍パチ9号

「イタドリで龍笛をつくる」というのは「素人の発想」。真面目に龍笛をつくっている人なら絶対にやらない。守山だって「この竹で笛をつくってください」という依頼がきたら申し訳ないけど断ります。
竹でさえ産地でクセがちがって何本かつくらないと演奏できる笛にならないことも。「イタドリ」などという得体の知れない素材。しかも節まである素材で、演奏にたえうる笛をつくるなんて無謀な話です。

でも守山はイタドリの笛の音色がたまらないので、無謀と知りつつつくってしまう。いい笛ができると本当に嬉しいです。

龍パチに満足。その勢いで篳篥つくり。イタドリの前に竹で試作。
(無謀だからこそ慎重にすすめます)





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イタドリの龍笛つくり④

天気がいいので龍パチ10〜16号を塗装しました。
塗装しました 
塗装した龍パチと吹口を重ね塗りした竹笛

守山は目が悪いので直射日光がないと塗装ムラが見えません。調律を直した笛(右端)の指穴も塗装。2回の塗装を終えた笛(左半分)も吹口だけ重ね塗りしました。

龍パチもきれいに塗れました。内部を塗ると笛らしくなってきます。昨日星田神社に持っていった龍パチ9号(右から4本目)も削った指穴周辺を塗りました。
龍パチの塗装 

塗り終わって片付けおわって12時ジャスト(こういうのが嬉しい)。
午後は来月使う笛材料の竹を切ってクリーニングしました。





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プロフィール

守山 鷲声

Author:守山 鷲声
笛仙人・石笛仙人
かつて「ヤッホーおじさん」

自然の竹から「完璧な音階」を生み出す研究の日々。
1本1本形が違って打ちのめされることも…

愛読書「口語訳古事記」
ライフワーク「越天楽」独奏
浮世絵(復刻)収集が楽しみ
読み切りで漫画家デビュー
(デビューしただけ)

笛の起源・クマバチ飼育・
縄文遺跡・山彦など研究

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