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10月28日:黒竹の尺八

守山が運営?している石笛上級者の交流サイト「石笛倶楽部」。
ぬなかわヒスイ工房さん石笛や一升瓶を「正しい吹き方」で20秒間以上吹き続けられる人なら誰でも参加できます。

その「石笛倶楽部」に最近参加された女性から黒竹の尺八の注文が。
石笛と尺八は吹き方が共通しているので尺八が吹けたら石笛が吹けるし、逆もまた。

甲高い音色の石笛と豊かな低音が魅力の尺八
尺八は「あらゆる笛の中でもっとも肺活量を必要としない楽器」なので石笛を吹く上で参考になることが多いです。


黒竹の尺八 
黒竹尺八も左から3本目が売れて残り3本になりました



黒竹尺八はいまから8年前になるのかな?
平城遷都1300年のイベントで奈良市在住の尺八演奏家さんが「夏休み子ども尺八体験」を計画されて「子どもが演奏できる尺八をつくってほしい」という相談をいただいて製作。

根付きの竹」を用意することはできないので和歌山産の黒竹を使っています。黒竹ハチクの仲間で節からヒビがはいりやすく、ヒビワレ防止に以前から「一度試してみよう」と考えていたポリマー樹脂を塗っています。
(ポリマー樹脂を塗った黒竹を1年間軒先につるしておいたけどヒビ一つはいらなかったです)


子供用尺八」は短い一尺五寸管(F)に小さな指穴をあけて10本製作。
きちんとした尺八になったので、自分用に長さを変えて10本作った残りです。

右から…
①太い一尺五寸管(F)
 やや音色が大味ながらも迫力ある音量が魅力の尺八 表現力豊かです
②細い一尺五寸管(F)
 細くて吹きやすいけど、「おや?」と思うほど尺八っぽくない音色
③太い一尺七寸管(D#)
 表現力豊かで大音量 吹き飽きない面白さがある(販売済み)
④少し細めで重い一尺八寸管(D)
 重厚な音色で低音が気持ちいい ややバランスが悪く「甲音のロ」の音色が弱い
 (何本もの尺八を吹き比べると気がつく程度の欠点だけど)

ちょっと気になったので吹口内部を磨いて改善できました。安心して音量をだせるようになったけど、少し音色が独特で「筒が鳴っているような音色」。





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ジャンル : 学問・文化・芸術

10月27日:やんちゃフェスタで「宝石すくい」

10月26日(金)は京都の笛教室
27日(土)は京都市児童館学童連盟主催の「やんちゃフェスタ」で「宝石すくい」。
毎年恒例京都で一泊()。

26日朝、愛車スズキスペーシアに山ほど荷物を積んで出発!!(東大阪で13キロ渋滞
京都に着いた段階でヘトヘトに疲れてしまった…

笛教室では一日体験の受講生さん
理屈っぽい人守山の話を聞かない人だと振り回されて大変。
でも大人しそうな細い女性で、しっかり手順を守ってくれて…
すぐに1オクターブ目のドまでだせるようになってくれた。
しかも守山が「何か演奏したい曲とかありますか?」とたずねたら
パッと顔が輝いて「ルパン三世!!」「ルパン三世!?」()。
よく考えたら甲子園では吹奏楽部の定番曲
守山も「炎のたからもの」は練習したことがある。
来月から正式に受講していただけることになりました。

難曲ですが、一緒にがんばりましょう!!

夜はホテル近くの台湾料理の名店長女をさそってコース料理と生ビール()!!
さすがにうまかった(2人で1万1000円)!!


翌27日は天気が心配されたけど明け方にがやんでくれた()。
去年は一日で「地球環境紙芝居」をしないでテントの中で「宝石すくい」。

今年はスタッフのみなさんの協力で無事「地球環境紙芝居」を6回公演。
宝石すくい」も大盛況でした()。

やんちゃフェスタ2018 
盛況だった「宝石すくい」


小学2年くらいの女の子に呼びとめられた。
宝石のおじ……おじいちゃん!!
泣きそうになった(人生初「おじいちゃん」)。

そりゃ守山は還暦さっ!!
むかしから若く見られるので早く「ロマンスグレーのじいさん」になりたかったさっ!!

デモデモ心の準備のない時に言われると…
空は晴れたが心は土砂降り

そんなこんなで楽しい「宝石すくい」。
30分間の紙芝居×6回公演で2日間は声が出ない…



紙芝居」のくわしい情報はリンクで…

7月30日:善気山遊びの寺子屋で「宝石すくい」 ←クリック





テーマ : 博物学・自然・生き物
ジャンル : 学問・文化・芸術

10月25日:フルート調律の笛先行塗装

なんか久しぶりの快晴!! これは塗装するしかないっ!!
9月に何本かつくったフルート調律の笛「」。微妙な調律は塗装しないとわからない。
そこで「」だけ先行塗装。

「奏」の塗装 
フルート調律の笛を先行塗装

」は吹奏楽部OBのための笛。
現役の学生さんは練習に忙しくて笛で遊ぶ時間がない。でも卒業して音大まで進む人はわずか。
高校や大学で吹奏楽部をやめてしまったら…
フルートクラリネット、ましてや巨大なホルンを持ち歩いて好きな曲を演奏して楽しむ人は少ないのでは?
そんな人が気軽に楽しめる竹笛をつくろうとしています。
竹笛だと持ち歩くのも楽だし、気に入った場所で演奏を楽しむことができる。
軍隊?」のような吹奏楽部を卒業したら、自分の好きな曲だけ楽しめばいいじゃん。

でも正確な音程に慣れ親しんだOBたちに満足してもらえる笛をつくるのは難しい。
ギターピアノと違って息で高音域をだす笛は誤差がつきもの。
守山は23年間、1300本の笛の誤差データを計測。とうとう誤差のない笛がつくれるところまできた?

塗装した「」の中には全音程で誤差がでない笛もある!!
あとは本物のフルート奏者が吹いて、どういう評価をしてもらえるか。
塗装をすませると、いろんな人に吹いてもらうことができる。
(11月4日に大阪府大大学祭に行けば軽音楽部も練習しているし…)


怖いけど楽しみ。





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10月22日:宝石すくいの準備

週末27日(土)は毎年恒例の京都やんちゃフェスタで「宝石すくい」。
今日は天気もいいので「宝石すくい」で使うの再生。

「宝石すくい」の準備 
使い終わった砂にガーネット濃度の濃い砂をまぜて再生する



宝石すくい」はガーネットを含んだ二上山の川砂をパンニングするワークショップ。
大量のガーネットに運が良ければサファイアもみつかるので子どもたちに大人気。
やんちゃフェスタでは午前150人、午後150人、整理券を配布しての大盛況

以前はあちこちでやっていた「宝石すくい」も本業(笛つくり)が忙しくて、いまは法然院遊びの寺子屋やんちゃフェスタの2回だけ。

ワークショップで使った砂は濃度の濃い砂を混ぜて再生。くりかえし使っています。
二上山には年一回、川砂を採取しにいっています。守山が採るとガーネット真赤な砂が採れる。(興味のある方はリンクをご覧ください)


二上山での川砂採取(リンク)


週末は金曜日が京都の笛教室。そのまま京都に一泊して翌日がやんちゃフェスタ
天気予報では朝まで
去年は一日雨で「地球環境紙芝居」ができなかった。

子どもたちの喜ぶ顔が見たいので、なんとか晴れてくれるといいな。




9日間で笛を10本製作。なんとか遅れを取り戻し…
余裕がでてきて雑多な作業もやれるようになってきた(嬉)。
台風21号が来る前に切っておいた木の枝も、ようやくの片付け(ホッ)。
あとは今月中に風呂掃除だな…








テーマ : 博物学・自然・生き物
ジャンル : 学問・文化・芸術

10月21日:来年の準備始動

今年も残りわずか?
来年笛にする材料(メダケ)の準備をはじめた。
去年切った和歌山市の竹。自然乾燥油抜き(炭火で加熱)をすませた竹だ。

2019年用の材料 
和歌山市で切った笛用のメダケ(4節×9本)

まず4節のメダケを9本切った。合計36節
太さと長さを測って20ミリ以下の竹は琉球民謡の笛に、太い竹は洋楽を演奏する笛にする。

反りのある竹、節間が短い竹を省くと…
琉球民謡の笛(20ミリ以下)が7本
洋楽用の笛(20ミリ以上)が10本

36節17節に!?(この時点で泣きそうになる)
和歌山市の竹は節間が短い。50センチを越える竹はほとんどない。そのぶん琉球民謡の笛の材料として大量に確保しないといけないのだが、たったの7本では話にならない。



夜はアニメ「君の名は」のDVDを流しながら加熱処理


竹あぶり作業 
単純作業はDVDを流しながら…(このシーンは泣ける)


谺堂の笛には焼いて縞模様がついている。
けっこう賛否両論も…

来年からは竹の表皮を削ってポリマー樹脂を塗った笛を制作・販売しはじめる。
そのとき縞模様が美しく映えるのだ(たぶん)。

加熱しはじめてメダケの1本にヒビ)。
結局…
琉球民謡の笛(20ミリ以下)が7本
洋楽用の笛(20ミリ以上)が9本


一束切ってたったの16本?
一ヶ月分にもならないジャン!!

残った材料 
一束切って残ったのはコレだけ!?(厳)







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ジャンル : 学問・文化・芸術

10月14日:上山剛平さんのグループ展

 海南市の上山剛平さんからグループ展のお誘い。
2日前から笛つくりを前倒し。なんとか1時間半の時間をつくって顔を出してきました。
会場は旧下津町の海南市民交流センター。車で往復1時間。30分は話ができるハズ。

上山さん二上山のサヌカイトで石器をつくる作家(なのか?)さん。
守山が縄文遺跡を歩いていることで知り合った。じつは長年女性の肖像画も描いている。
(守山は上山さんの描く肖像画は好き)

今回のグループ展は人体デッサンをはじめた栄川誠さん南出亨男さんとで「丹青会」という絵画サークルを結成しての作品展(3回目)。

初回は「ヌードクロッキー」も展示していて嬉しかったケド「公の施設でケシカラン!!」とお叱りをうけて2回目からは着衣ポーズの展示のみ(残念)。

上山さん絵画展2018 
守山より顔がデカイ上山さん(背景は上山さんの作品)


朝なんとか時間をつくろうと吹口を削っていると天の声華集をみせてアゲナサイ」。
そ〜いやそ〜だ


文政五年(1822)に描かれた「華集(作者不明)」は素晴らしい写生集。守山コレクション秘蔵の品。
おそらく円山応挙(1733〜95)の弟子?くらいの京都四条派の絵師の肉筆写生帖

写生」という言葉は応挙の造語とか。
現在は「スケッチ」と同一視されているけど本来の意味は「紙に生命を写す」こと。
余計な感情を排して目に映る「生命」をただ紙に載せていく。崇高な無私無我の行為
(守山の個人的な解釈だけど)

応挙の理想とした「写生」を正しく理解した絵師は少ない。
多くは「模倣」ととらえて「生命」を感じさせない墨線になってしまう。

華集」は数少ない「写生」の記録。
その墨線には無私無我の境地ながら絵師の魂までもが生き生きと描かれている。


安政五年華集表紙 
貴重な肉筆写生帖(某古書店で3500円)


安政五年華集内容 
細い筆で一気に描かれた見事な描線


生の描線」にふれると絵師の「呼吸」まで共有できそうな存在感です。
消え入りそうなかすかな描線から太い線まで、すばやく一気に描かれていて絵を描くものなら何時間でも見ていられます。
これが本当の「写生」。


上山さん栄川さん?も、友情出品されていたベテランの平林義男さんも1枚1枚なぞるように見ながら…
こんな線描けるか?
見てるだけで勉強になる」と感嘆。
みなさん驚いて、とても喜んでくれました。


30分でおいとま」する予定の守山も話が弾んで気がついたら2時間オーバーの1時半!?
あわてて帰りのコンビニで卵サンドカレーパンの昼食。
夜中まで「残業」して笛を完成(休日にはカウントされない)。

でも喜んでもらえてよかったです。
上山さ〜ん。楽しかったです。





テーマ : 芸術・心・癒し
ジャンル : 学問・文化・芸術

10月8日:デスクワークのお伴は…

神戸在住の琉球笛演奏家さんから「そろそろ新しい笛ができたのでは?」とお尋ね。
やばい!!
8月末から台風がつぎつぎやってきて仕事が遅れぎみ。
塗装がおわった笛の検品を2ヶ月40本分やってねぇ()。

あわてて4日(木)5日(金)笛の調律をチェックして誤差データを計測。
今日は笛を1本つくってから「鑑定書」のデータ入力。

谺堂では笛1本1本にくわしい誤差データ3オクターブ目の運指を記載した「鑑定書」を添付。入力にミスがなければ1時間で10本分。

3時間くらいかかる予想だったのでDVDを流して気をまぎらわすことに。
今回は「ストライク・ウィッチーズ劇場版」。

21時から2回再生。入力ミスをみつけたので後半の戦闘シーンをもう一回。
おわったのが夜中の1時半。風呂はいって寝たのが3時前)。

でも主人公の宮藤芳佳が魔法力を取り戻すシーンで何度見ても泣いてしまう(ううっ)。
仕事が進まねぇ!!

デスクワークのお伴は  
結局夜中の2時前までパソコン仕事




ストライク・ウィッチーズ」は3年前の9月。
自治会のトラブルで、ある人からことあるごとに文句を言われるようになってしまった。
こういう問題は絶対解決しない。

どうしようもなく落ち込んで嫁さんがいない夜勤の日にフラフラと「サマーウォーズ」のDVDを借りにいったとき、横にあったのが「ストライク・ウィッチーズ」。

いわゆる「美少女アニメ」なんだけどストーリーがしっかりしていて「泣ける」。
おもわずテレビシリーズ第一期を「初回限定版DVD」で大人買い

第二期
劇場版まで買って単純作業のときに流している。

あとは入力した「鑑定書」をプリントアウトしたら終り。






10月03日:笛のヒビワレ防止

10月の笛つくりスタート。

谺堂の笛は割れることが少ない。1300本以上作って「割れた」という報告は3本だけ?
琉球民謡のお店に置いていた?笛で指穴が完全に割れた以外は、吹口の(反射板)が窮屈で割れたと思われる笛が2本(たしかコレだけ)。

他にもあったらご連絡ください(新しい笛と交換させていただきます)。
あ!!「踏んだら割れました」というのは自己責任で。


それだけ割れないのにはヒミツが!!
竹の切り口に瞬間接着剤を浸透させているからなんです。
アロンアルファ金属用(低粘度)
竹の繊維にのようにしみこんで固まります。デモ本来は金属用なのでノズルに竹の粉がついて大変。接着剤を使い切る前にノズルがダメになってしまいます。
仕方がないので、こびりついた接着剤を何度も何度も削り落して大切に使っています。

瞬間接着剤 
竹の断面にしみこませる瞬間接着剤(ノズルがつまるのでピンを刺しています)



笛の両端の切断面。吹口。指穴に瞬間接着剤を浸透させます。
この接着剤にも欠点があって、塗装に使っているエナメル塗料との相性が最悪。塗装がのらないでシワになったり剥離したりするのです。そこで接着剤を浸透させたあと、表面をペーパーで削り落しているんです。
この手間がシンドイ(毎月1日はつぶれてしまう)。


今日も吹口を成形して接着剤を浸透させようと細いノズルを取りつけようとしたら
ない!?」。

どこを探してもみつからないので掃除機のゴミパックを解体。

うっかり掃除機に 
いつのまにか吸い込んでいた接着剤のノズル



細いチューブをロウソクであぶって試作もしてみたけど使いやすいノズルにならないです。
このノズルだけ売ってねぇかな?







プロフィール

守山 鷲声

Author:守山 鷲声
1958年秋田市生まれ
ラテン系東北人?
心の中は安ワイン+なまはげ
笛仙人・石笛仙人
かつて「ヤッホーおじさん」
今「さすらいの越天楽吹き」

「ドレミ音階」の横笛作家
フルート調律の笛「奏」完成
吹奏楽部OBの方にオススメ
年内に在庫にあがります
誤差のない笛も続々在庫に!!
出すだけなら3オクターブ目
で「きらきら星」も可能!!
作った横笛1300本越え
今年作った横笛:160本

愛読書「口語訳古事記」
浮世絵(復刻)収集が楽しみ
読み切りで漫画家デビュー
(デビューしただけ)

笛の起源・クマバチ飼育・
縄文遺跡・山彦など研究

苦手なもの
電話・目薬・ラベンダー
電話は夜9時以降なら…

乱視・老眼・白内障
腰痛・腱鞘炎・肋間神経痛…
食卓の上は薬でいっぱい

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