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2月2日:旅で出会った石笛たち②「月光」の石笛

石笛倶楽部」の旅(平日コース)で出会った石笛を紹介します。
今回は「月の光」のような華やかで明るい音色の石笛です。

「月光」の石笛たち 
「月光」のような華やかで明るい音色の石笛(不思議と黄色っぽい石)




守山は「」や「音色」に「色のイメージ」を感じます。
(よく「黄色い歓声」とかいいますよね)

甲高い女性の声(うつみ宮土理さんとか黒柳徹子さん)は「月光」に近い色(例えが古すぎ)。
榊原郁恵さんも「月光」。
すこし落ち着いた藤原紀香さんは「暗めの青灰色」。

アナウンサーで言うと  鈴木奈穂子さんは「沈んだ青灰色」。ヒロド歩美さんは「明るい青灰色」(趣味に走る)。
オードリーの春日さんは「明るいテラコッタ」。
和田アキ子さんは「鉄錆色」。
マツコ・デラックスさんは「ダークブラウン」。
高橋英樹さんは…英樹さんは……
もうやめとこう!!



今回の「」で意識したのが「月の光」のように華やかで明るい音色の石笛です。
これまでいくつもみつけてきましたが不思議なことに「黄白色」の石笛が多いです。
明石のN島さんにプレゼントするので8個も持って帰りました。選ぶのが楽しみです。
(すべてヒビがある石笛ばかりです)


●石笛の音色
石笛の音は「ピーーッ」と聴こえますが波長の違ういくつかの音が混ざっています。
 ①「ピーッ」という一番大きな笛らしい音が「基音」
 ②「リーッ」というすこし高い音が「第二倍音」
 ③「チーッ」「キーッ」という甲高い音が「高次倍音(第三倍音以上)」
 ④「サァーーッ」「シューーッ」というのが「ノイズ」です
この「音の成分」を聴き分けられる「」を持った人が石笛の音色を聴くと…
うっわ〜〜っ!!」「無茶苦茶キレイに倍音出てる!!」と感動してくれます。

音声編集ソフトの「スペクトラム画像」で石笛の音を調べると…
基音」「第二倍音」「第三倍音」「第四倍音」が等間隔の「」になっています。
ノイズ」は砂のような汚れになって広がってます。
第三倍音」より高い音は別々に聴き取れないので便宜上「高次倍音」とします。

スペクトラム画像 
石笛の音色のスペクトラム画像(基音周辺にすこしノイズがある)


守山個人のおおざっぱな印象ですが、
・「月光」の石笛の音色の「割合」は…
 「基音」4:「第二倍音」3:「高次倍音」3

・「旅」でであった石笛たち③で紹介する「蒼っぽい音色」の石笛では…
 「基音」4.5:「第二倍音」3:「高次倍音」:2.5
わずかな違いなんですよ。


月光」といってもイロイロ。
 地平線に近い赤みがかった月光 」もあれば「  中天の光り輝く月光  」もあります。
なんとなく守山が感じた印象の違い」だと聞き流してください。





「月光」の石笛1 
吹口径:7.4ミリ 深さ:18.6ミリ(イシマテガイ)
吹きやすさ★★★★
操作性  :★★★★
音色   
★★★★★
見た目  :★★★★★
基準音程 :C7〜C#7

総合評価 :★★★★★
鶏卵大のかわいい石笛。
穴の口径が狭くて深い「ペンシルキャップ」タイプ。未経験者でも「鳴らせる」反面、唇の位置がすこしずれるとコントロールしにくくなる(それで星4つ)。
内部の付着物を丁寧にクリーニング。どこから吹いても同じ音色になった。一応写真下から吹く形で紹介します。
ピーピー鳴らすと「やかましい」だけ。心ある人が瞑想するように吹くと音色の美しさは「この世のもの」とは思えないほど? 音域は低いけど「昇天系」と呼べる石笛か。
守山ががんばればG#5〜E7まで出るが、遊べる音域はせいぜいB♭6〜D7程度。
「いろいろ表現しよう」というより「音色の美しさ」を楽しむ石笛。






「月光」の石笛2
写真でも本当に月っぽい色です

吹口径:7.8ミリ 深さ:20.5ミリ(イシマテガイ)

吹きやすさ
★★★★★
操作性  :★★★★★
音色   
★★★★★
見た目  :★★★★★
基準音程 :B6〜C7
総合評価 :★★★★★
形も大きさもハマグリ(笑)。ちいさくてカワイイのはいいことだ。
それでいて音色が美しい。
吹口が狭くて深い「ペンシルキャップ」タイプ。
吹口が斜め。「鋭角」に吹くのがオススメ(「鈍角」は眠たい音色)。
守山ががんばればA♭5〜E♭7まで出る。遊べるのはF6〜C7まで。
落ち着いた心地よい音色の「鎮め」の石笛。
「縄文風奏法」で音楽的表現も可能。音量もコントロールできて「飛天奏法」にも。
「上級者」には吹き飽きない素晴らしい石笛。






「月光」の石笛4 
吹口径:11.0ミリ 深さ:22.5ミリ(イシマテガイ)
吹きやすさ★★★★
操作性  :★★★★
音色   
★★★★
見た目  :★★★★★
基準音程 :B♭6〜B6

総合評価 :★★★★★
上の「ハマグリ」石笛とまったく同じ音色。
赤茶色の「線」は石の節理に鉄分がはいったもの。吹口直下にヒビ。
吹口が斜めなので「鋭角」「鈍角」で吹くことができる。「鋭角」で紹介。

吹口が「鋭角」でそこそこのサイズ。初心者にも吹きやすいと思うが唇の当て方が悪いと音色も悪い(何か倍音が出っぱった変な音色になる)。
唇が決まると「いい音色」。「鎮め」と「清め」の中間?の石笛。
守山だとG#5〜D7まで出る。でも遊べるのはF#6〜C7程度。
初心者には難しいが「鈍角」で吹くとノイズのすくない落ち着いた「神社っぽい」音色。守山はこっちの方が好き。
写真で吹口より下が「灰色」に見える。黄白色の泥岩と青灰色の泥岩が隣接していて、その境目に吹口がある。吹く方向で音色も変化して「面白い」?
誰かにプレゼントするならヒビを補修して。














「月光」の石笛3 
吹口径:15.8ミリ 深さ:14.0ミリ(カモメガイ類)
吹きやすさ★★★★★
操作性  :★★★★★★
音色   
★★★★★
見た目  :★★★★
基準音程 :C#7〜D7

総合評価 :★★★★★
吹口にくらべて穴が浅い石笛。
エッジが鋭く尖っているので非常に吹きやすい。
音域・音量がコントロール自在!!
  「飛天奏法」もバッチリ。
気持ちよく遊べる石笛。
音色は倍音が美しく華やか。まさに「中天の明月」。
守山ががんばればD6?〜G7(低音にチューナーが反応しなかった)。
遊んで楽しいのはB♭6〜E7。それで充分。
横の穴は「ペンシルキャップ」。落ち着いた音色だけど「平凡」。
この穴さえなければ「神事」に「演奏」に文句なしの表現力バツグンの石笛。
(守山は「いらない穴」にはキビシイのだ!!)







「月光」の石笛6 
吹口径:10.0ミリ 深さ:15.5ミリ(カモメガイ類)
吹きやすさ
★★★★★
操作性  :★★★★
音色   
★★★★★
見た目  :★★★★★
基準音程 :D7〜E♭7

総合評価 :★★★★★
吹口のサイズはいいのだが残念ながら欠けていて唇が決まりにくい。
写真上(
鉄錆色の付着物がある)からも吹けるが音色がイマイチ。
遊べる音域が狭くB♭6より低い音はかすれてしまう。
B♭〜E7くらいで遊ぶぶんには操作性もよく音色も美しい。
(守山が無理をすれば高音域がG7まで出る)
D7くらいの音色が華やかで美しく吹き飽きない。上の石笛と同じ音色。
あまり「見た目」がよくなく吹口も欠けているが手頃なサイズで音色がいいので「よし」としよう!!







「月光」の石笛5 
吹口径:11.0ミリ 深さ:17.4ミリ(カモメガイ類)
吹きやすさ★★★★★
操作性  :★★★★★
音色   
★★★★★
見た目  :★★★★★
基準音程 :C#7〜D7(全開でF#7)D6B♭6〜E♭7
総合評価 :★★★★
黄白色なのか青灰色なのかワカラナイ石。縞模様が美しい?
吹口が初心者にも吹きやすいサイズ。
倍音が強い華やかな音色。上の2個の石笛に近い。
D7あたりを静かに吹いた音色が最高。
B♭6近くでかすれることもあるが音程と音量をコントロールしやすいので
「飛天奏法」も楽しめそう。
守山ががんばって吹けばD6〜F#7。B♭6〜E♭7で遊ぶのがベスト!!
音色は「女性向き」だけど大きいのと茶色い汚れ(鉄分)が難…








「月光」の石笛7 
吹口径:11.3ミリ 深さ:25.2ミリ(イシマテガイ)
吹きやすさ
★★★★
操作性  :★★★★
音色   
★★★★
見た目  :★★★★
基準音程 :G#6〜A6

総合評価 :★★★★
この石笛も黄白色(吹口周囲)と青灰色(奥)の接触した石。
吹口は初心者でも吹きやすいサイズ。
エッジ周辺がデコボコしていて音色のいい場所はピンポイント。
息がずれると「倍音が出っぱった」変な音色になる。
おだやかな音色の「鎮め」の石笛。弱く吹こうとすると音がかすれる。
「月光の音色?」と疑問符。わずかに「蒼っぽい?」。
守山が吹くとA5〜B6(C7には届かない)。遊ぶならD6〜B6で。
慣れればそこそこ遊べる石笛。持ち歩くにはすこし大きい。
反対から吹く方が音色が安定するが顎が痛くなる。








「月光」の石笛8
吹口径:12.9ミリ 深さ:22.7ミリ(カモメガイ類)
吹きやすさ
★★★★★
操作性  :★★★★★
音色   
★★★★
見た目  :★★★★★
基準音程 :G#6〜A6

総合評価 :★★★★★
N島さんにあげる「月光」の石笛を探しながら海岸でずっと吹いていた石笛。
「中天の明月」ほどキラキラしていない「昇りはじめた大きな満月」の音色。
おだやかで包容力のある心地よい「鎮め」の石笛です。
吹口も大きく深さのバランスもベスト。唇が決まると操作性バツグン!!
音量のコントロールもできて「飛天奏法」も楽しめます。
守山ががんばるとE♭5〜D7。遊ぶならC6〜C7くらいが限界。
初心者でも音が出そう。でも上級者にとっては吹き飽きない面白さがあるか。
反対から吹くと倍音が強くなって華やかな音色。
この石笛に「はまってくれる」人にさしあげたいです。

ただN島さんは石笛は初心者(横笛や龍笛は吹くけど)。
「飛天奏法」どころか「縄文風奏法」も未経験。
おそらく静かに吹いて音色の美しさに驚くところからのスタートでしょう。
この石笛は大きすぎて「笛ケースに入れて持ち歩く」のは無理!!
N島さんには、サイズ的には「ハマグリ」。一番上の「鶏卵」も捨て難い!!

もう少し悩みます。





 

テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

守山 鷲声

Author:守山 鷲声
1958年秋田市生まれ
「石笛仙人」で動画配信中
「さすらいの越天楽吹き」

笛馬鹿歴25年!!の
「ドレミ音階」の横笛作家
1350本作りました(笑)
いい笛をたくさん作って
悲しみ多きこの世界に
美しい音色を広げたいです
今年は少しスローペース?
めざせ月に2日の固定休!!
今年の笛作り、やっと56本

琉球文化の豊かさの象徴
首里城の火災に衝撃
沖縄のみなさんの悲しみを
思うと言葉もありません

愛読書「口語訳古事記」
「梁塵秘抄」も読破
浮世絵(復刻)収集が楽しみ

笛の起源・クマバチ飼育・
縄文遺跡・山彦など研究

苦手なもの
電話・目薬・ラベンダー
あ、ほどほど飲みも苦手だ

還暦すぎて体はガタガタ
毎月の薬代>酒代なのが涙

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「笛の店 谺堂」から
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