イタドリの篳篥つくり②

今日は朝から雨。本来なら「光る木」観察会で昼から山を歩く予定が中止(残念)。

これ幸いと昨日指穴まわりを塗装した 龍パチ9号を試し吹き。むちゃくちゃ吹きやすい。でも「カン」の音がヒステリックに外れやすかったので吹口を磨いて補正。かるく「越天楽」を吹いてみたけど気持ちよく吹ける。息も楽だし調子外れの音も出ない。思えば初めてつくった龍笛なんだよなぁ…
よくここまで遊べるいい笛になったもんだ(プラ管とは比べものにならないゾ)。
龍パチ9号 
文句なしに完成した龍パチ9号

「イタドリで龍笛をつくる」というのは「素人の発想」。真面目に龍笛をつくっている人なら絶対にやらない。守山だって「この竹で笛をつくってください」という依頼がきたら申し訳ないけど断ります。
竹でさえ産地でクセがちがって何本かつくらないと演奏できる笛にならないことも。「イタドリ」などという得体の知れない素材。しかも節まである素材で、演奏にたえうる笛をつくるなんて無謀な話です。

でも守山はイタドリの笛の音色がたまらないので、無謀と知りつつつくってしまう。いい笛ができると本当に嬉しいです。

龍パチに満足。その勢いで篳篥つくり。イタドリの前に竹で試作。
(無謀だからこそ慎重にすすめます)








用意しているのは竹が1本。イタドリが4本。篳篥(プラ管)にリコーダーの頭部をつけて音程を計測。その通りに復元します。
ヒチリコ 
ヒチリコ(エアリード笛)の音程を測定して復元していきます

①プラ管の低音域が不安定だったので木工用ボンドで密着(いい音になりました)
②指穴を閉じた「筒音」から、指穴を解放した音程までを慎重に計測
③つぎにリコーダーの頭部を竹につないで「筒音」にあわせてカット
④リコーダーをつけて「エアリード」の笛になっているので指穴グラフで「6孔ドレミ」になる指穴の位置を記入
⑤その位置を参考に計測した音程になる指穴を予想して、一番下からあけていきます

ところが一番下の指穴が削っても削っても音程があいません。不思議に思ってメモを見ると「筒音」の計測データがD+40セント(リコーダーの頭部をつけた状態で)だったのにD−40セントで切っていました(ど素人のミス)。おかげで指穴の不揃いな篳篥になってしまいました(写真)。これでもまだ一番下が20セント低いです(涙)。
篳篥指穴 
篳篥裏孔 
切り間違えた竹の篳篥(内径がちがうので指穴の位置がずれます)

最初は丸い指穴だったのが途中から篳篥とおなじ長細い指穴になっているし、試作品とはいえ人に見せられない笛になってしまいました。アートナイフの刃先が折れるほど硬い竹。9つも指穴があって1日かかってしまったけど残念。

まぁコツはつかんだので、本番(イタドリ)ではミスのないようにします。




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ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

守山 鷲声

Author:守山 鷲声
笛仙人・石笛仙人
かつて「ヤッホーおじさん」
今「さすらいの越天楽吹き」

「ドレミ音階」の横笛作家
人気の笛がずっと在庫薄で
週に7日間笛を作っている
年中無休の零細製造業
6日で7本作ると1日休み
貴重な休みは神社で越天楽?

愛読書「口語訳古事記」
ライフワーク「越天楽」独奏
浮世絵(復刻)収集が楽しみ
読み切りで漫画家デビュー
(デビューしただけ)

笛の起源・クマバチ飼育・
縄文遺跡・山彦など研究

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