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「笛屋レベル」

笛をつくりはじめたころ「笛屋レベル」というものを10段階で考えてみたことがある。
モチロン独断偏見による格付けだ。

●守山による笛屋レベル(笑)
 Lv.1:竹を切って丸い穴をあけられる
 Lv.2:自作の笛を演奏できる
 Lv.3:作業が丁寧…
途中、「チューナーで調律している」とか「プロの演奏家に評価される」とかあって、
 Lv.9:笛のトラブルの原因を理解して修正することができる
 Lv.10:笛を吹いたら売れる


となっている(実に身勝手でイイカゲンな評価)。

守山は横笛に関してはブレスノイズの原因も把握して、トラブルを吹口を磨くことで改善できる。自分では文句なしにLv.9だとほくそえんでいる(ふっふっふ)。

でもなかなか売れない(悲)。


今日は奈良市のたんぽぽの家HANAまつり。有名な「わたぼうしコンサート」を主催している奈良県内ではトップクラスの障害者支援施設。2008年からの参加になるので今年で11年目?
去年は直前にノロウィルスの感染症が広がって中止。

朝5時30分に起きて出店してきました。


HANAまつり 
「わたぼうしコンサート」で有名なたんぽぽの家に出店


毎年早起きして参加しているけど、正直いって笛が売れるわけでもない。
子どもたちに喜んでもらおうと平行してワークショップをやったり沖縄音階のリコーダーを並べたり…

けれども売り上げが伸びるわけでもないし、準備が大変。
いまは横笛一本に「腹をくくっている」ので、今回は「ど直球」で横笛メインの出店にしました。





「笛が売れるわけでもない」といっても理由がある!!
10年前は長男が専門学校に入学して新車のプリウスが買えるほどの借金。がっついてフリマに参加しまくっていたころだ。ところが当時はガソリンが高値。笛を売ってもガソリン代でチャラ。
それに「琉球民謡の調律」と「フルートの調律」の違いも知らないで、自分の好みの笛ばかりつくっていた(恥)。誤差もあって、ようするに「笛屋レベル」が低かったわけだ。

HANAまつりでも最初は物珍しくてフルートを吹く子なんかも笛を買ってくれたりしたけど、そこから広がっていかない。売り上げがなくて1日笛を吹いているような参加になっていた(喜んでいただけたケド)。


「まぁ今年もそんなもん」と一日中屋外と室内と空気を読みながら笛を吹き倒した(笑)。

・童謡・唱歌
「赤とんぼ」
「ふるさと」
「朧月夜」
「村祭り」


・朝ドラテーマソング
「春よ、来い」
「耳をすましてごらん」
「雲のじゅうたん」
「風笛」
(3オクターブ目のファまで演奏できる笛を普段使いしていなかった)

・海外クラッシック?
「ジュピター」
「アランフェス交響曲第2番」


・日本の古典曲
「さくらさくら」(篠笛の音色が出る特殊な吹き方で)
「越天楽」(イタドリの龍笛で)

・昭和歌謡
「川の流れのように」
「いい日旅立ち」
「秋桜」
(うろ覚え)
「糸」(うろ覚え)

・アニメ・映画音楽
「となりのトトロ」(うろ覚え)
「もののけ姫」(途中で挫折)
「また君に会える日」
(うろ覚え)
「ロミオとジュリエット」
(途中で挫折)
Once upon a Time in the West(初演奏)

・海外ポップス
「スカボロー・フェア」
「サウンド・オブ・サイレンス」
(うろ覚え)
「エーゲ海の真珠」(うろ覚え)

計24曲?(平均3回)

笛をつくっていると自分の笛を吹く時間がまったく取れない。久しぶりに愛用の笛を吹きまくった。
守山の笛はケーナに近い音色。でも「さくらさくら」は思いっきりメリで吹くと篠笛のような音色になる。とんでもない集中力を求められるので1曲吹いたら萎えていたけど、何度も吹いているうちに慣れた。

室内で吹く時はやかましくならないように「さくらさくら」を吹く要領で抑え気味に。普段は全開の「コンドルが飛んでいく」も8割くらいのブレスで響きを活かすような吹き方をすると気持ちがいい。
上手な人の吹き方って、そんな感じだよね。

なかなか練習できない「うろ覚え」の曲も2〜3回吹いているうちに運指を思いだす。
コンドルが飛んでいく」を少し抑え気味に演奏したり「となりのトトロ」を間違えずに演奏したりすると「上手くなったじゃん」という満足感がある。


肝心の「売り上げ」。
守山の演奏は「チューナーどんぴしゃ!!」。笛に興味があって音感のある人なら驚いてくれるのでは?
  と思っていたけど西京高校の軽音楽部?の生徒さんのリアクションはイマイチ。
出店していた作業所の利用者の男性が「すごくきれいな音色」「自分も吹きたくなった」と笛を1本買ってくれた。


聞けば「独学でエレキギターをやっている」とか。
「洋楽器は石造りのホールで響くようになっている」
「和楽器は自然の中で響くようになっている」などと嬉しいことを言うので、思わず龍パチ(イタドリの龍笛)で「越天楽」を演奏。
「天空に融合するような演奏()」
「平安時代の音がした()」

こういう「感性」って遺伝子に刷り込まれたもんなのでしょうね。嬉しくて「越天楽」の説明までしちゃいました。


ほかにも笛を聴いて興味をもってくれた方が2人。
笛屋Lv.9.1?







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プロフィール

守山 鷲声

Author:守山 鷲声
1958年秋田市生まれ
笛仙人・石笛仙人
かつて「ヤッホーおじさん」
今「さすらいの越天楽吹き」

「ドレミ音階」の横笛作家
人気の笛がずっと在庫薄で
週に7日間笛を作っています
年中無休の零細製造業
6日で7本作ると1日休み
8月20日に休んで
嫁さんと映画観ました
「ペンギン・ハイウェイ」
作った横笛1300本越え
今年作った横笛:154本

愛読書「口語訳古事記」
浮世絵(復刻)収集が楽しみ
読み切りで漫画家デビュー
(デビューしただけ)
夫婦の合い言葉「今が底!!」

笛の起源・クマバチ飼育・
縄文遺跡・山彦など研究

苦手なもの
電話・目薬・ラベンダー

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