5月14日:「ウズメの舞」録音開始

音楽仲間でクリスタルボウル演奏家の岡田路代さんから突然依頼された「ウズメの舞」の演奏。
自宅での録音を開始しました(これが大変!!)。

一昨年去年と毎回参加させていただいている路代さん主催の夏至の日のイベント
巨石ハンター」こと須田郡司さんを招いてのスライド講演会とゲストミュージシャンの音楽演奏。石ソックリのお菓子を囲んで鉱物などの販売展示の楽しいイベントです。

今年は1月に安楽寺で失火。路代さんを取り立ててくれていた伊藤あずみさんが亡くなりました。路代さんがしばらく活動できなくなるほど心を痛めていて守山も心配していたのですが、「安楽寺復興支援のためにやります!!」というメールをいただいて協力させていただくことに。


何事もなければ参加者のみなさんに「宝石すくい」を体験していただく予定でした。「復興支援」なら「宝石すくい」がちょうどいいか…と思っていたところで
路代さんからメール。

なんでも路世さんのヘルパーに来ている加藤妙子さんという女性が日本舞踊を踊られて、須田さんのイベントで「磐座にまつわる舞い」を披露されるとか。

路世:①「踊りの曲として
出雲神楽 楽(がく)の動画を見てください」
   ②「その前後で守山さんの篠笛の曲??を吹いていただけませんか?」

これを守山は「出雲神楽を演奏してください」と勘違い。
①動画をみたけど
出雲神楽 はテンポの速いテクニカルな曲で、しかも出雲の神楽笛を吹いている印象(こんなの守山には演奏デキナイ)。

②守山は篠笛は吹かないけど「ひょっとして越天楽のことかぁ??」
越天楽
出雲神楽 じゃノリが違いすぎるやろぅ???)

急きょスケジュールを調整して京都行き(詳細は4月23日の記事で)。
なんかワケがわからないうちに「ウズメの舞」の演奏を担当することになってしまった!?


石笛の録音 
散らかった部屋で録音(涙)


守山の家はJR阪和線交通量の多い県道にはさまれていて石笛用の録音機材も大掛かり。よほどのことがないと自宅では録音しません(20年で2回?)。CD「石笛」製作も音響のいい西本ビルを何度も借りて録音を重ねたものです。
家でも気軽に録音できたら…」と悩んでいたところ。

突然の話だったけど「録音する体制を整えるチャンス」と前向きに考えてWindowsXP音楽編集ソフトと20年前に買ったSONYウォークマン用のマイクを使って録音を開始(写真)。







録音開始は深夜0時前後。モチロン酒は飲んでない。
ウズメの舞」の構成イメージは「浦安の舞」などにならって…
 ①参入音声
 ②起(導入)
 ③承(つなぎ)
 ④転(クライマックス)
 ⑤結(余韻)
 ⑥
退出音声


…という感じで打ち合わせしています。トータルで13分くらい?

守山一人の演奏で「飽きのこないバリエーション」と「流れ」を表現しなけりゃダメなので、①参入音声と⑥退出音声は「声」で。この録音は簡単。

石笛演奏
貫通孔の石笛を使えば大丈夫。そう思って演奏用の貫通孔石笛を吹いてみた。
ところが「ウズメの舞」とはイメージが違う。

結局、非常に扱いの難しい石笛「海皇」で②〜⑥を演奏することに決めた。

石笛「海皇」 
石笛「海皇」(偶然にもパソコンでは実物大)

海皇」は唇をフィットさせるのにコツがあって一番神経をつかう石笛だ。メインで吹きたい石笛だけど、満足できる演奏は10回やって何回あるか?

メイッパイ必死で吹いて「本気で吹いてください」などキビシイコトを言われたことも。

ここでも「慣れるいい機会」と前向きな守山。



①初日は録音機材や編集ソフトのテストも含めて貫通孔の石笛などを録音。頼りにしていた貫通孔の石笛が脱落。結局「海皇」で演奏することに。

②石笛「海皇」に慣れてきて、これまで苦労してきた「穏やかな低音」や「無理のない美しい高音」を吹き分けるコツをつかんだ。そこで5パターンほど録音。「美しい高音」からはじまる構成に決定。
(でも録音を終えて焼酎を飲みながら吹いたのが一番ヨカッタ)

③何度録音してもクライマックスの盛り上げ方に苦戦。ふつう石笛の即興演奏は長くても3分程度。その中で「」から「」を表現するのが王道。ところが「ウズメの舞」では全体で8分。クライマックスだけで3分くらいは必要?ゆったり吹くと盛り上がりに欠けるし、ガンガン吹くと3分もたない(「引き出し不足」を痛感)。

④音数を増やしてみようと2日かけて出雲神楽「楽」や雅楽の蘭陵王のイントロを「海皇」で演奏。どちらも低音は出ないものの「それらしく」演奏できるようになった。

⑤そこで和音階雅楽の音階をベースにクライマックスを何通りか録音。ところが手数を増やすと「お猿のカゴ屋」になったり、大人しい「田植えの舞」になってしまう(それはそれで面白いケド)。
ウズメの舞」がどんな「舞」なのかイメージを固めないとお話にならないノダ。


録音は音声編集ソフトを使ってノイズを除去。音量のバランスも整えてから試聴。ここでようやく焼酎イン
ウズメの舞」のイメージに合わないフレーズを吹いてしまうと頭を切り替えないと何度やってもダメ!!
  この「頭の切り替え」に悩むことが多かった。毎晩布団にはいるのが2時〜3時。睡眠不足のなか笛教室に行ったり笛をつくったり(笛つくりは絶好調)…
が降ると雨音で録音できないのもキビシかった(そん時は寝るケドね)。

⑥最後は「石笛らしさにしないと意味ないじゃん」と、頑張って練習した「引き出し」を破棄。「参入音声」の「」を「海皇」でなぞる構成に変更して録音。イントロが「ゆったり」なので8分近い演奏バージョンになった。

ま、こんな感じかな?


最終的に録音CDを路代さんに発送。加藤さんが「そのCDを聴きながら舞の練習をする」ということなので、CDにする演奏は完成度が高くないと申し訳ない。


個々の音の精度を高めて考えられる限りの工夫を試してみたい。
あと2回くらい録音すれば満足できるかな?



(このブログをUPしているのが29日っす)








テーマ :
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

守山 鷲声

Author:守山 鷲声
笛仙人・石笛仙人
かつて「ヤッホーおじさん」
今「さすらいの越天楽吹き」

「ドレミ音階」の横笛作家
人気の笛がずっと在庫薄で
週に7日間笛を作っています
年中無休の零細製造業
6日で7本作ると1日休み
貴重な休みは神社で越天楽?

愛読書「口語訳古事記」
浮世絵(復刻)収集が楽しみ
読み切りで漫画家デビュー
(デビューしただけ)

笛の起源・クマバチ飼育・
縄文遺跡・山彦など研究

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR