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1月31日:「石笛倶楽部」の旅Part2(平日コース)

石笛倶楽部」の一人旅。2日目。
午前中は降らないかとおもったけど朝から霧雨。傘はいらないくらい。
せっかくなので笛を吹こう」と音響のいい大谷湿田へ。
大谷湿田は大昔、川が蛇行して流れていた場所。川の流れがかわって湿田になりました。
四方を山に囲まれているので音響バツグン。今日は雨なので音響40%減残念)。


幻想的な大谷湿田 
かすみがかかって幻想的な大谷湿田



まったくの無風状態で枯れススキも動かない。気温も12月ほど冷え込んでいない。
(12月は笛が結露して演奏が大変でした)
石笛海皇」と龍パチで「越天楽(略式)」を気持ちよく奉納。


なんとか天気がもちそうなので12月に探さなかった東雨(あずまめ)海岸へ。
バス停「東雨」、ダイビングショップオレンジハウスの目の前の海岸。
狭い海岸ながら石笛は多く、がんばって探せば30〜40個ほどみつかります。
泥岩に化石があると石灰分が染み出して丸くて硬いノジュールという石になります。
ノジュールの石笛がみつかるのも東雨海岸の特徴。
時々「何じゃこりゃ!?」という変な石笛が出るので楽しみ。

去年の台風21号で石が動いてから誰も探していないようで石笛がたくさん()。
30個ほどみつけて「持ち帰り候補」は9つ(写真)。
貫通孔ラッティングコールできる石笛が3つも!!
まさに「何じゃこりゃ!?


持ち帰り候補 
東雨海岸の石笛(オレンジ色があるとインスタ映えするネ)



左端の3つがラッティングコールできる貫通孔の石笛。全部イシマテガイの穴。
オレンジ色の石笛は狭い貫通孔と閉鎖孔の2孔。傷一つないいい形いい色
その下の白い石笛はノジュールっぽい固い石。交差する2つの穴が融合した変則貫通孔
ノジュールなので傷は大丈夫かな?
左端の黒い石笛も隣接する穴とのあいだに穴があいている変則貫通孔
ちょっとヒビがあって「プレゼント用」。

変則貫通孔の石笛は指穴を閉じるのに「変な持ち方」をしないと操作できない。
面白いけど面倒くさい石笛です(上級者向け)。
でも傷のない貫通孔の石笛を2個見つけたので満足満足




傘をさしたりたたんだり…
まだすこし探せそうだったので東雨海岸の東側の海岸に足をのばしてみた。
この海岸は昔から白いサンゴがたくさん打ち上げられている。
石笛はあまりなくて10個みつかればいいほう。なので10年くらい歩いていない。
ときおり雨粒が落ちてきて時間をかけられない。直感を信じて「ありそうなところ」を。

ありましたがな!!貫通孔のムチャクチャいい石笛が!!

雨が降ると… 
雨が落ちてくると普通の石が「石笛」に見える(下は本物の石笛)
(長年緑色の石笛を探しているけど無い…)



青灰色貫通孔美しい石笛(右)と見た目は悪いものの同じく貫通孔の石笛(左)。
どちらも持ちやすくてラッティングコールもバッチリ!!
カモメガイの穴で吹口のサイズがちょうどいい!!


ところが困ったことに!!
「旅」の「お約束」は「1カ所の海岸で持ち帰るのは1個か2個まで!!」。
さっき見つけた①オレンジ色と②ノジュールの貫通孔。いまみつけた③青灰色の石笛で3個になってしまう!!
誰も見ていないからって主催者の守山が「約束」を守らないのも良心が傷む。
だいたい「笛吹き」が「」をかくとロクなことがない(と信じている)。
ここは信念を貫き通して(貫通孔だけに)1個置いて帰ることにした。
(ぶっちゃけブログに載せなければ何個でも持って帰れるケドね)

悩みに悩んで脱落したのはオレンジ色
 ・穴が細すぎて音色が弱い印象
 ・石もやわらかすぎて「眠たい音色」
 ・貫通孔を全開するのに「日本刀で兜を割るような」鋭い息の「圧」が必要
 ・しかも全開すると「ホヒーッ」とロバの鳴くような音(これは使えない)
 ・音域もせまくて遊びにくい

 ・もう片方の閉じた穴はいい音色だけど、そういう石笛ならたくさんある


「東雨」バス停目の前の海岸。階段を下りたところに置いているので欲しい方はぜひ。


東雨と東側の海岸では
守山の「持ち帰り用」が貫通孔の石笛2つ。「プレゼント用」が7つ。
今回は希望したとおりに貫通孔の状態のいい石笛をたくさんみつけることができました。
だいたい「ヒビのはいった貫通孔」を2個みつけたら「上出来」。
全部で8個ありました。藤白神社の初詣で「大吉」引いただけのことはありました。



昼前に串本をたち、夕方帰宅して塗装がおわった笛のデータを計測。
これでようやく年末までに予定していた仕事が片付いた。
(ちょうど1ヶ月遅れ)

持ち帰った石笛は付着物をクリーニング。データを取って後日ブログで紹介します。
お楽しみに。





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1月30日:「石笛倶楽部」の旅 Part 2(平日コース)

石笛愛好者の交流サイト「石笛倶楽部」。
毎年2回、石笛の産地を訪ねる1泊2日の旅を募集しています。
12月は8日〜9日。2人の参加者と旅を楽しみました。
今回は参加希望者ゼロ!! 守山の一人旅。気ままな旅を満喫してきました。

●1日目
今回は2日目に天気が崩れる予報。石笛探しを満喫するなら今日しかない!!
5時半に起床。7時すぎに家を出た。
演奏を撮影する予定もないのでヨレヨレの普段着。トレードマークの帽子もなし。


石笛探し」と言っても守山は「演奏用」の石笛は手に余るほど持っているし「販売用」と言っても10年間に何個売れた?と考えると「もういらない」。
少しひび割れた石笛を「石笛倶楽部」に参加していただいた方にプレゼントするだけ。
最近「石笛倶楽部」会員さんと龍笛を吹く方に貫通孔の石笛をさしあげたので同じような貫通孔のいい石笛を探したいです。
あと神戸市の駒林神社の「厄除大祭」で龍笛を吹いたN島さんにあげる「満月の光」のような美しい音色の石笛があればラッキー!!

9時半に海岸ちかくの農道に駐車。15分歩いて12月に3人で探した海岸に到着。
この海岸は国道から離れているので探しにくる人がいない。たった1㎞ほどの海岸で200個近い石笛がみつかります。

美しい串本の海 
美しい串本の海(夏だったら泳ぎたい!!)



海岸を歩きながら石笛を探します。大きすぎる「岩笛」や音の出ない「弱笛」は再度拾わないようにサンゴや岩の上に目立つように置くのが守山流。笑えたのは12月に置いた石が微動だにせず乗っていました。誰も探しにきていないし大きな波もなかった証拠。
ということで「12月の拾い残し」を探します。
12月は2人の参加者を優先して自由に歩いてもらい守山は海岸から離れた場所をウロウロ。今回は石笛探しに徹底

一人で広大な海岸に置いたバケツを目印にテニスコートほどの範囲を探索。
探し終えるととなりのエリアに移動、のくり返し。
ノロノロと海岸をさまよい歩いて「すべての石ころ」をチェックしました()。
風もない晴天。歩いていると汗ばむほど(さすが串本)。

石笛探しのコツを3つ
①海岸のどこを探すか
初めて参加した人がのぞき込むのが「波打ち際」。透き通った水の中に石笛をみつけると誰も手にしていない石笛を発見したような「」した気分。
けれども波打ち際の石笛には海藻が付着してヌルヌル。これが取れないんだな。
濡れた石笛も要注意。ヒビのある石笛は乾燥して割れることもある。
海岸は大きなサンゴが打ち上げられていたり、細かく砕かれた砂利ばかりだったり…
そういう場所にも石笛は少ない。やっぱり手頃な玉石が転がっている場所がベスト。
海岸から離れた場所は長い間直射日光にさらされた石ばかり。割れやすい石は割れてしまう。そういう場所で見つけた石笛は割れないものが多いのだ。

②石の質もチェック
暗灰色の石は割れやすいので要注意。
灰白色の石の中には表面が風化して粉をふくものもあります。
青灰色の石の石笛は透明感のあるやわらかい音色に吹き飽きないです。
オレンジ色の石は玉石が多くてやさしい音色の石笛が多いです。
(N島さんにプレゼントしたい石笛です)


③貝の種類を考える
探すときは穴の形からカモメガイなどの穴かイシマテガイの穴か観察。
カモメガイは膨らみが大きくて底が丸くなります。
イシマテガイは細長くて底が尖っています。
守山が探している貫通孔の石笛はカモメガイでもイシマテガイでも3センチ以上の深さがほしいところ。カモメガイだと尺八の吹口ほどのサイズになるので大きなイシマテガイの穴が理想(とんでもない贅沢なんだけど)。
ですからイシマテガイの穴が多い海岸は期待でドキドキ



海中の石笛 
海の中の石笛(拾っても海藻でヌルヌル)



200個近い石笛をチェックして
最終的にスタート地点まで持って帰ったのが48個。
12月に3人で探してこれだけみつかるのだからスゴイ!!

持ち帰り候補 
「持ち帰り候補」の石笛たち(48個あった)



ほとんどヒビのある「プレゼント用」ばかり。その中から吹きやすくて音色の美しい石笛を選別。
守山用は貫通孔の形のいい石笛が1つ。ラッティングコールもバッチリです。
残りはヒビのある「プレゼント用」が14個。貫通孔のいい石笛が4つあるのでゴキゲン。
単孔の石笛も形のいい音色の美しいものばかりです。

置き去り石笛 
置いてきた石笛たち(もうすっかり日暮れどき)



残りはすべて海岸に置いてきました。
農道から海岸に降りた場所なので、誰か探しにくるならど〜ぞ。
大きいけどムチャクチャ吹きやすい石笛もがんばって持ってきました。
(左下のカレーパンみたいな石笛は何度も拾っているような気がする…)

朝9時45分に探しはじめて海岸をはなれたのが16時45分?(7時間かよ
水平線に沈む夕陽を背に車にもどりました。
もうヘトヘト


宿泊は古座川町民宿山彦さん。宿泊客は守山一人の貸し切りです()。



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1月26日:和歌山市で積雪

静かな朝だと思ったらがつもっていた。
南国和歌山市で1センチ?

和歌山市に積雪 
和歌山市で積雪


気温がそれほどでもなかったのか、すぐ溶けてしまった。
この歳になるともぜんぜん嬉しくない…


明日はイタドリの笛の塗装。黙々と準備作業に忙しい。
ううっ寒いのはヤダな…





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1月23日:イタドリの篳篥完成

①龍パチ(龍笛調律のイタドリの横笛)②イタドリの龍笛ソックリさんにつづいて
③パチリキ(イタドリの篳篥)が3本完成しました。
パチリキ」と呼ぶのは和歌山の方言で「イタドリ」を「ゴンパチ」と言うからです。
(「偽物」の「ぱちもん」にもかかっています)

イタドリの篳篥 
左の3本が新作のパチリキ(右端のリコーダーを差しこんで調律します)





篳篥というのは「」な楽器です。
オーボエと同じダブルリードの笛なんですが世界最小じゃないでしょうか?
指穴が前に7つ後ろに2つで合計9つ!? 指の太い人は指穴を閉じるのも難しいです。
それでいてケーナと同じG管です。
指穴が等間隔になっていないのも「」!!
一番上の指穴なんて吹口の真下!?
これは龍笛の音階に合わせてつくられたからなのだろうか?

上端に(リード)を差しこんで音をだすのですが民族楽器コイズミさんで安いを買ったら音程がデタラメ。きちんとつくられたを買って先生に教えてもらいながら正しい音程を出す練習をしないとダメみたいです。

とにかく「」。
これを篳篥を吹けない守山がつくるのだから無茶苦茶な話



「パチリキ」製作には壮絶なドラマが!!

①音楽仲間のAWAYAさん専用の篳篥
AWAYAさんは和歌山の中辺路在住のミュージシャン。
鳥やカエルの鳴き声を活かした素敵なサウンド(いわゆる環境音楽系)が好評。

カーナビに表示されないど田舎で米を作りながら演奏活動をするベジタリアンな2人組。

楽曲に篳篥を多用しているんだけど、これが安いプラ管篳篥
イタドリならイメージにぴったりの柔らかい音色の篳篥になるのでは?
そう考えてイタドリを持ち込んで篳篥を作ったのが2014年の夏。
篳篥を吹けない守山が少しずつ穴を広
げてはAWAYAさんに吹いてもらって確認…
4時間ほどかかってこの世に1つだけのパチリキが完成。


②まさかの焼失
すごく喜んで演奏していただいていたんだけど…

2016年の秋にAWAYAさんの音楽事務所が火事パチリキも焼けてしまいました()。

あわてて「パチリキ2号」を作ったけど時間がかかった割にイマイチ。
(材料も用意してなかったし、守山が篳篥を吹けないので製作そのものに無理がある)


③新生「パチリキ」の誕生
そこで去年の春に
リコーダーの頭部を差しこんで調律する手法を開発(写真)。
何とか演奏に使えるパチリキ3号・4号を製作しました。

するとブログを見た関東の方から「譲ってほしい」とメールが。
完成度が「?」で面白半分に作っている楽器に価格をつけるのも変なので…
2本あるので余った方をさしあげますよ〜」とお知らせしました。
(どうせ守山はパチリキを吹けないし)

ところが完成したパチリキを吹いたAWAYAさん
音色がちがうから2本とも使いたい

…………アレ?
1本余るんじゃなかったっけ?


④今年再挑戦
それから1年。

関東の方との約束もあるし、AWAYAさんにも「もっといいパチリキ」を提供したいし…
新しくつくったのが写真の3本です。


3本のパチリキのうち右の2本は笛吹神社のイタドリ。
駐車場奥にはえている肉厚で重い特別なイタドリだけど草刈り機で刈られてひび割れていた。
龍笛には使えなかったけど表皮を除去して2本のパチリキになった。
たぶん楽器としてすばらしいできになっていると思う。
(守山が篳篥を吹けないのでワカラナイ)


これで余ったら関東の男性に…






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1月19日:龍笛ソックリさん

12月からつくりはじめたイタドリ笛シリーズ。
年を越して龍笛ソックリのイタドリ笛が8本完成。

イタドリ龍笛スタイル 
龍笛のように吹口が大きいイタドリ笛

この笛は星田神社山口聡さんにさしあげるもの。
去年2月の星降り祭で写真上の試作品を見ていただいたら「ぜひ1本売ってほしい」と。
売り物じゃないので新しいものができたらさしあげますよ」と快諾。
3月に太くて肉厚なイタドリを収穫。ようやく製作する時間がとれました。

この1年間で龍笛に慣れ独特の息づかいもできるようになってきた。
龍笛丹田に力をこめて「爆発するように?」息を出す(らしい)。
横笛とはブレスの使い方が異なるので
横笛を吹く人は龍笛の吹き方にならず龍笛を吹く人は横笛の吹き方にならないらしい。
おまけに吹口も大きく下唇を差しこむように当てるので戸惑うことばかり。

評判の悪いプラ管を参考に吹口をあけたが、
去年は気がつかなかった吹口の微妙なカーブを再現することができた。
そのため下唇のフィット感が増したように思う。
(わずかに成形を変えて吸い付くようにフィットする吹口にしてみた)

用意したイタドリは10本。うち2本は倍音がおかしくて廃棄。
守山は「龍笛ソックリさん」を吹かない(と思う)。
山口さんにあげるのは1本だけだから8本もつくらなくてもいいのだが、本物に近いものをつくりたいので数をつくってみたワケだ(出来不出来もあるし)。

上から5本目はすばらしい笛になった。あとはマァマァ
その下は笛吹神社イタドリ
駐車場の奥に
肉厚で重いイタドリがあったけど草刈り機で刈り取られてヒビわれていた。
このイタドリは節間が長いだけで龍笛の材料としてはイマイチ。

これから塗装すると2月の星降り祭には間に合わない。
7月の七夕祭でわたせるかな?





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1月16日:明石の住吉神社で

人から「守山さんは行動的な人だ」と言われることがある。
でも本当は毎日笛をつくっていたいので家を出ることが少ないノダ。
滋賀県東近江市アウビングさんのおいしいドイツパンを買いに行きたいけどガソリン代と高速代がいくらになる?って話()。


そんな守山も数年に一度怒濤のように走り回ることがある。
この3日間がそう…

一昨日は大阪市大正区の大阪琉球会館
昨日は神戸市長田区の駒林神社
そして今日は明石市魚住住吉神社に行ってきました。
(高速つかって片道2時間半!! さすがに大変でした)

魚住 住吉神社
明石市魚住の住吉神社




じつは魚住には昨日訪ねた駒林神社の「厄除大祭」で龍笛を吹くことになったN島さんのご自宅がある。

住吉神社は海岸近くにある古い神社(ちょっと竜宮城っぽい?)。
雅楽名風会という雅楽グループがあってN島さんも所属している。その雅楽名風会で龍笛を吹かれるT木さんという方から「谺堂の笛を買いたい」とメールをいただいていたのだ。

新年の名風会の練習のあとN島さんが持っていたG管を気に入って「ずっと吹いていた」とか。「龍笛も上手な笛の好きな方」と聞いたので「せっかくなので何本か持って行って選んでいただこう」となった。
最初は「N島さんの吹口磨きと同じ日にできれば」と考えていたけど日程があわなかったのです。


渋滞する神戸市内を抜け住吉神社に着いたのが2時前。駐車場でT木さんが待っていてくれました。

さっそく守山の笛を選んでいただきT木さん愛用の煤竹藤巻の龍笛を拝見。(昨日の失敗があったので)少し吹かせていただいたけど…
ムチャクチャ吹きやすかった〜〜〜っ!!  いい音だった〜〜〜っ!!
(雅山の22万円の龍笛と聞いたけど、あれなら買いたい!!)

プラ管って無駄に迫力あるけど竹の龍笛の音色は澄んでいて美しかったです。


石笛
を紹介したり龍パチで「越天楽」を吹いたり笛話に花をさかせました。
T木さん
龍パチには驚かれた様子。ご自分でも気持ちよさそうに吹かれているので
新しい笛が完成したらさしあげますよ」と。
3月か4月の名風会の練習日にお邪魔した時に。


住吉神社の宮司さん禰宜さんともお話ができて嬉しかったです。
そうそう!!
住吉神社は海南市の藤白神社から流れ着いたものがはじまりとか。
宮司さんからお話をうかがって驚きました。

鳥居を出ると正面に静かな瀬戸内海
本当に気持ちのいい神社でしたよ。

住吉神社鳥居 
鳥居の外は瀬戸内海(意外と四国は見えない)



3日間バタバタと走り回って大変。明石から帰ってきたときは空腹なのに晩飯がのどを通らない疲れよう…


でも駒林神社禰宜さん龍笛(プラ管)を目の前で聴くことができたし住吉神社では本管(本物の龍笛)を吹く機会もえられました。
よく考えたら星田神社山口さんカリンの龍笛だし本物の龍笛に接するのは初めて。

イタドリで本物ソックリの龍笛をつくっているけど、やっぱり本物にはかなわないデス。
勉強になりました。









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1月15日:神戸の駒林神社で

人から「守山さんは行動的な人だ」と言われることがある。
でも本当は毎日笛をつくっていたいので家を出ることが少ないノダ。
もう長いこと尺八を吹かないので愛用のイタドリ尺八京都府美山町田歌Uwe Walterさんに差し上げようと思っているのだが
何年も会えないでいる()。

そんな守山も数年に一度怒濤のように走り回ることがある。
この3日間がそう…

昨日は大阪市大正区の大阪沖縄会館
今日は
神戸市長田区にある駒林(こまがばやし)神社へ知人のプラ龍笛の吹口を調整しに行ってきました。

駒林神社 
長田区の駒林神社




駒林神社では毎年18日(金)19日(土)20日(日)朝9時から夜9時まで厄除大祭」がおこなわれている。
3日間の「厄除大祭」の間ずっと知人が一人で龍笛(プラ管)を吹くことに。


知人というのは川杉圭子さんの琉球笛教室に通っているN島さん
笛が好きで守山の笛もたくさん買っていただいています。龍笛にも関心があって「越天楽を吹きたい」という。
守山の「越天楽仲間」です。


駒林神社の禰宜さんの龍笛がスゴイ」という噂を聞いた彼女。神社で龍笛の吹き手を募集しているのを知って2ヶ月前に飛び込んだそうな。
それがいきなり3日間の神事で龍笛を吹くことになって大変。
年末の忘年会でその話を聞いて「プラ管の吹口を磨いたら吹きやすくなるよ〜」と提案。
年末年始は守山も体調が悪かったりで実現しなかったので大祭直前に磨くことにした。


今日は打ち合わせのあと巫女さんの舞にあわせて龍笛を吹く」と聞いて社務所へ。
社務所では「厄除大祭」を申し込まれた方への授与品の準備でおおわらわ
山積みの授与品を前に禰宜さん奥さんが封筒に授与品を入れる作業に追われていた。
その片隅でN島さんのプラ管の吹口磨き。たった5分の作業だ。

せっかくなので禰宜さんのプラ管も吹口を磨いてみる。
禰宜さん、最初こそ「和(ふくら)の音が出にくくなった?」と戸惑っておられたけど
すぐにテンポの速い「ピ〜ヒャララ♪」の神楽曲を演奏。
高音域が出やすくなった」「これまでプラ管で吹けなかったのに」とビックリ()。
守山とんでもない難曲を目の前で聴けてビックリ!!
「え〜〜〜っ!?」「プップラ管やろ〜〜〜っ!?」


禰宜さん
愛用の煤竹藤巻の龍笛を「吹いてもいいですよ」と手渡してもらった…
本管(竹の龍笛)は見るのも触れるのも初めて。予想外の嬉しい展開にドギマギ

守山はいつも立って龍笛を吹いている(立たないと吹けない)。
授与品が山積みの部屋で作業をされているお二人の前で立って笛を吹くのも…と遠慮
(正直…禰宜さんの演奏にビビリました…)


でもあとから考えると…
吹けばよかった!!(悔)

吹口の「当たり具合」とか「吹きやすさ」とか「音色」とか…
知りたいことは山ほどあったのに!!
残念!!




ちなみに15日は守山結婚30周年の記念日
神戸から飛んで帰って和歌山駅前の居酒屋で飲み放題の酒池肉林
30年前は結婚直前に昭和天皇がご崩御。15日(成人の日)も祝日じゃなくなって…
この30年、嫁さんに苦労ばかりかけました()。 




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1月14日:大阪の琉球会館で

人から「守山さんは行動的な人だ」と言われることがある。
でも本当は毎日笛をつくっていたいので家を出ることが少ないノダ。
天空オーケストラ岡野弘幹さんに笛を自慢したいけど何年も会えないでいる()。

そんな守山も数年に一度怒濤のように走り回ることがある。
この3日間がそう…

神戸の琉球笛演奏家川杉圭子さんの紹介で大阪市大正区の大阪琉球会館に行ってきた。
1階の琉球舞踊専門店琉舞さん金城辰夫さんから「笛をつくっている人を紹介してほしい」というお話をいただいたからです。

大阪琉球会館 
大正区にある大阪琉球会館



大阪市大正区は沖縄から移住してきた人が多く住んでいて琉球料理や物産の専門店がいっぱい。守山も一度「笛がほしい」という人に持って行ったことがある。

大阪琉球会館
は大正駅から遠いけど沖縄らしいカラフルな建物が目をひく。
金城さんに笛を見ていただいてチラシ(あわててつくった)と見本の笛を置いていただけることになった。




嬉しいです。








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1月10日:イタドリの龍笛が完成

本物の龍笛と同じ形状のイタドリ笛(龍笛スタイル)が1本完成。

龍笛吹口が異様に大きく相当練習しないと音程が不安定になってしまう。
正倉院の宝物に4本の横笛があるけど吹口は篠笛サイズ。
同じような歴史を持つ龍笛だけが吹口が大きい。
守山所有のプラ管で吹口長径が17.2ミリ。短径が13ミリ近く。
最初から下唇を押し込んで吹くようになっている。
縦笛の尺八は吹口径が18ミリ前後なので尺八を吹く人が横笛を作ったら、こんな吹口になるかも。(じつは石笛の吹き方に近いんだけどね)

そんなこともあって龍笛を吹くのは非常に難しい。
神戸の琉球民謡の笛を習っている人も龍笛(プラ管)に手こずっているくらいだ。
しかも安いプラ管はムチャクチャ音が出にくくて調律がオカシイ。
具体的に言うと(ふくら)の「カン)」「)」がばかほど低い。
これでは「越天楽」の「音取り」が吹けない!!

守山プラ管が吹きにくい原因を確かめて直せないか試してみたくなった。
プラ管をなんとかしないと雅楽やる人がいなくなってしまう!!)
そこで「イタドリでつくってみるか」となったわけだ。
イタドリで経験値をかさねていれば竹でつくったときに失敗もしない。

イタドリ龍笛スタイル 
上から去年作ったイタドリ龍笛、今日つくったイタドリの龍笛、評判の悪いプラ管
(プラ管は吹口を磨いて塗装。そうとう吹きやすくなった)





でも…
イタドリで龍笛をつくってマトモな笛になるわけがない!!
演奏するなんて絶対不可能だ!!

というのが常識的な考え方(そらそうだ)。


9本の材料を確保して先に吹口だけを成形。
今日1本目をつくってみたら、なんとか演奏できる龍笛になってくれた。

龍笛の吹き方は難しいので、ある程度指穴をあけないと調律のチェックもできない。
とにかく高く外れないように」と細心の注意をはらって完成させたのだけど、
調律はバッチリのはず?

吹口の微妙な成形で下唇のフィット感がよくなることを発見。
おそらく唇の薄い人分厚い人がつくった龍笛って吹口の成形が違うんじゃないかな?
プラ管が吹きにくいのも吹口の成形が合わないせいだね(これは簡単に直せる)。


最終的には塗装して吹きやすくなってから調律の最終確認。
塗装していないのに高音域が楽に吹けるいい龍笛になってくれた。
ありがたやありがたや…




昼前に岩出の大宮神社十日戎もうで。
工事中だった橋が完成していて大宮神社への進入路が変わっていた。
曲がりそこねて紀の川を渡ってUターン(えらく時間がかかってしまった)。

駐車場もいっぱいだったけど境内は静か?

大宮恵比須 
意外に人が少ない大宮神社


今年1年がんばります。





 

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1月6日:イタドリの龍笛つくり

12月19日からスタートした龍パチ(イタドリの龍笛横笛)つくり。
山で採ってきたイタドリ80本の中から選りすぐりの材料17本ほどを確保。
年末はヒドイ風邪で仕事にならず、今日最後の1本を仕上げて今期終了。
たった7本しか演奏できる龍パチにならなかった()。
竹と違ってを吹口の反射板にしているので「筒音の倍音」が出たとこ勝負。
低音域が低すぎたり高すぎたりと演奏できない笛になってしまうのだ。
こういうところがイタドリの難しいところ。

完成した龍パチ 
完成した龍パチ(すべて節がある)


イタドリは材質(見た目)によって「ココア」「コーヒー」「スケルトン」などに分類。
それぞれ音色が違うのだ!!
ココア  :平均的な?肉厚で柔らかいイタドリ 柔らかい美しい音色になる
コーヒー :肉厚で硬くて重いイタドリ 芯の強い音色になる
スケルトン:肉薄で繊維が見えるイタドリ 響きはいいけど薄っぺらい音色になりがち

越天楽」専用の龍パチは全部「ココア」。今回の7本もそう。

7本のうち右から3本目。節の直下の指穴が小さいけど、節の影響か?ここだけ倍音がおかしくて(ふくら)の(しゃく)の音が少し高くなってしまった()。
なかには肉がうすすぎて強く持つと割れそうな笛もある(心配)。
それでも音程はしっかりしているし音色もバツグン!!

塗装をすませて守山の演奏用を新しくして残りは「越天楽仲間」に差し上げたい。



昼からは「龍笛スタイル」のイタドリ笛つくり。
吹口のサイズも龍笛と同じにして星田神社楽士山口聡さんにプレゼント(予定)。

困ったことに?守山龍笛を吹かない。
別に雅楽をやるつもりはないし、「越天楽」を吹くなら龍パチ(横笛)と決めている。
2018年の2月に(勉強のつもりで)龍笛スタイルの笛を2本試作。
1本は驚くほど?まともな龍笛になったけど、もう1本は少し細くて使い物にならなかった(プラ管以下)。

きちんと雅楽をされている楽士さんなら本物の龍笛を持っているだろうし「これから雅楽をやりたい」という人にも本物の龍笛で練習すべきだと思っている。
(雅楽はセッションだからね)

というわけで龍笛スタイルのイタドリ笛をつくっても仕方がないのだが? 星田神社の山口さんが「ぜひ1本欲しい」と希望されたので、いいのができたら差し上げようかと。
(神戸の笛仲間も龍笛やりはじめたし…)

そんなわけで80本のイタドリから「コーヒー(特別に太くて肉厚な材料)」を選別。
(全部「コーヒー」とはいかなくて「ココア」や「スケルトン」も混入)


イタドリの龍笛材料 
龍笛の材料(一番手前が「コーヒー」)



イタドリで「本物の龍笛」をつくるというのは狂気の沙汰
守山も竹なら10本作って(ミスさえしなければ)10本とも龍笛にする自信はある。
(藤を巻いたり漆を塗ったりする手間が面倒なだけ)

イタドリの場合…
 ①まず太くて肉厚なイタドリが少ない
 ②どうしても節を抜かないと龍笛にならない
 ③そのぶん形状がフクザツになる
 ④1本1本形状が違うし、節の横に吹口をつくるので調律に限界がある


どう考えてもまともな龍笛になり得ないノダ!!
(去年1本できたのが不思議)
ただ「とんでもない材料でどこまで本物に迫れるか」という技術的な興味は尽きない。
おまけに守山のイタドリ龍笛は「高音域が楽」と評判もいい。


最終的に10本分の材料を確保したけど、このうち何本が龍笛になるやら…
(使えない龍笛は本当に使い道がないです)



怖くて楽しい笛つくり!!
(それなりにワクワク)







 

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ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

守山 鷲声

Author:守山 鷲声
1958年秋田市生まれ
「石笛仙人」で動画配信中
「さすらいの越天楽吹き」

「ドレミ音階」の横笛作家
いい笛をたくさん作って
悲しみ多きこの世界に
美しい音色を広げたいです
今年は少しスローペース?
めざせ月に2日の固定休!!

愛読書「口語訳古事記」
「梁塵秘抄」もなんとか読破
浮世絵(復刻)収集が楽しみ

笛の起源・クマバチ飼育・
縄文遺跡・山彦など研究

苦手なもの
電話・目薬・ラベンダー

還暦すぎて体はガタガタ
毎月の薬代>酒代なのが涙

貧乏人の愉しみは…
アホなこと言うて嫁さん
笑かすこと

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「笛の店 谺堂」から
メールでお願いいたします

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